妹じゃありませんよ。炎柱さん。【鬼滅の刃】

弐拾捌 ページ28

お「今日は、杏とAについてだよ。」

お館様が話をされる。

お「杏。話して。」


偽杏「はぁい♡半年前のぉ事なんですけどぉ♡Aちゃんがぁ♡
一般人を盾にしてぇ…♡私にぃ怪我をさせたんですぅ♡
それにぃ、私のぉお兄ちゃんをぉ♡とろうとしてくるんですぅ♡」




違うよ。


兄上は、私の兄上…。



家族なのに。

時透「おい。嘘をつくな。僕はその場にいたけど、お前はいなかった。
上弦が出たのに任務を放棄したのはお前だろ。」


煉獄「杏を嵌めるな！」


偽杏「そぉですぅ♡私をぉ♡嵌めないでくださいぃ♡♡」


煉獄「…お前には言ってない！お前は俺の妹ではないし、杏でもない！
俺の妹は…」




「杏だけだ！」


兄上は、そうやって私を抱き寄せた。



お「…杏。いや、、、、京菜(きよな)の方がいいかな？」


偽杏「なぜっ…名前を‼」

お「…諦めなさい。」


京菜(偽杏)「…嫌よ！私はお兄ちゃんの妹よ！！！！！邪魔するんじゃねぇ！
くそ女！！！！！」



そう言って刀を私に向けて走ってくる。


煉獄「杏っ！」


ｶｷﾝｯ

金属音が響いた


『兄上…。』



煉獄「貴様！！！！！」

兄上が京菜の首もとを掴む。

お「杏寿郎。落ち着きなさい。」


お「京菜。君は鬼殺隊から追放だ。」


京菜「っ！何故！！！！！」



ｷｯと私を睨んでくる。


煉獄「お前は、俺の妹である杏を侮辱した。
本来なら殺してしまいたいところだ！！！！！」


煉獄「お館様のご厚意を有り難く思え‼」



兄上が…私を守ってくれてる…。


こんな…嬉しいことって…。





その後…京菜は二度と姿を見せなかった。








.







.









.








煉獄「杏！」


『く、苦しいです！兄上！』

ぎゅっと私を抱き締めて来る。



でもさ。力が強いの！


胡蝶「それにしても驚きました。まさかお二人が兄弟だったんなんて！」

宇髄「時透とはどういう関係だ？兄弟か…？」




『いえ。従兄弟です！』


煉獄「俺もだぞ‼千寿郎もな！」


伊黒「煉獄とお前は似てないな。」


そう。だって私は……。


『母上に似てるって言われますから！兄上はバリバリち……父上ですけど！』



まだ……父上には会えないな……。



時透「ばいばい。杏。」


無一郎？

どこ行くの？


無一郎が私から去っていく。


どうして！


あぁ……そっか。



どちらかを選ぶ時なんだね……。




ごめんね。無一郎。



私は






.







.








.







兄上を選びます。

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