妹じゃありませんよ。炎柱さん。【鬼滅の刃】

弐拾伍 ページ25

〜柱合会議〜


半年に１回。柱の皆が集まる日。



『怖い…。』


皆はきっと、あの女を信じてる。


嫌だ。





なんて我儘なんだろう。


自分から煉獄の名前を捨てといて、


奪われそうになったら嫌だ？



おかしな話だね。



でも…とられたくない。



叫びたい。兄上の妹は私だって。




でも、私はまだ父上が怖い。



なんと言われるだろう。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

「お前も俺たちを馬鹿にしてるんだろう‼出ていけ‼」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


『…ごめんなさい。』

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ



あの日を思い出すと、涙が出てしまう。


何がいけなかったのかな。




でも、兄上はこんな私にも優しくしてくれた。



妹ではないと言っても…ずっと信じてくれた。




それが…とても嬉しかった。



銀「ソロソロ行カネェト遅レルゼェ！」

『分かってる。』

目をゴシゴシと拭いて



私は、走っていった。









『皆さん…おはようございます。』

煉獄「ニコッ」


兄上…。


煉獄「おはよう！杏‼調子はどうだ‼」


『大丈夫ですよ！』

時透「A。側から離れないでね。」

『あの。無一郎？私の方が年上なんですけど…。』


時透「あれ？そうだっけ？でも精神年齢は俺の方が上だよね。」

『うぅ…。』

痛いとこついてくるよね…。



胡蝶「Aさん。おはようございます。」

甘露寺「Aちゃん！おはよう！」

『お二人ともおはようございます‼』


良かった。二人とも信じてくれてるんだ。

他の柱の人はどうなんだろう。

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