愛しい君へのシツケ方

タメ口で ページ18

　
　
　
　
年上と年下っていう関係。

意識しなくたって目うえの人には敬語になるものだ。ましてや相手は人気のモデル。

タメ口で話してみようかなって試みてもあの色白ですぅっと通った鼻、ぷっくりとした涙袋に唇と整いすぎた顔と目が合えば口から出るのはしっかりとした敬語。

でもやっぱり周りのカップル見てたら羨ましくて、


「慧さん！」

「け、けい？」

「今日だけタメ口にしませんか！」


ふわっとした栗色のきのこ頭がピクリと揺れて急な名前呼びと提案に目を丸くする。


「ダメですかね､？」

「い、いえいえ！一応恋人ですしタメ口もいいかもしれません」

「あ、じゃあ今日だけタメで！」


案外すんなりと受け入れてくれて、なんだか提案したこっちが緊張してきた


「あ、大貴」

「へ！だいき！？」


俺この先大丈夫かな、

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