6話 ページ7
あの後焦凍君と家に帰りました。
とりあえず家帰って即マイルーム(with.my brother)に篭もることに。
「ねえ
「どうした？頭打った？とりあえず死ねばいいと思う」
弟が最近酷い。反抗期だ。
お姉ちゃんお姉ちゃんって言ってくれてた時期はもう来ないのかな。「姉ちゃん」じゃなくて「お姉ちゃん」がいいんだよね。「お」が有ると無いとでは大分違うんだよね。
「子供扱いすんなよなー」とか呟きながら、勉強机に向かう弟。我が弟ながら真面目だなあと感心する。
今私はというと勉強を珍しくしている。
雄英受ける言うてもうたがな。もう変えられんわ。ということでバカなりに頑張ってます。
「……轟、さんだっけ？その人も雄英なの？」
「焦凍君が雄英行くから私も雄英行くんだよ。常識中の常識だぜこれは」
「あっそ」
お前から聞いてきたのに何でそんな冷たいん……？素っ気なく返された私は思わずしょぼん的なそういう顔になった(と思う)
カリカリとしばらく、紙に何かを書く音だけが部屋に響く。
「……姉ちゃんさ、轟さんの事好きだったりする？」
「………え？」
しばらく静かだった空間は、弟の切なげな声によって壊された。
え、何でそんな寂しそうな声で聞いてくるの？
そう思いすぐさま後ろを振り返ると即座にそっぽを向く弟の姿が。
「……」
静かに私の方を見つめ直す弟。
有無を言わせないその強い眼力に、思わずたじろぐ。
「好きっちゃ好き。でも、これはあくまでも幼馴染としての感情」
だって私には、勿体無いだろどう考えても。
そう茶化すと弟は「そうだな。そうだったわ」と、先程までの可愛らしい様子は何処へ行ったのやら。生意気モードに逆戻りをしていた。
「(少しでもうちの弟可愛いって思ったこの感情を返してくれよ)」
【徒然なるままに、教訓その壱】
その時その場だけで油断するな。相手は化けの皮を被っているかもしれねえぞ。
切実に可愛いって思った感情を返してくれねえかな。
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はりねずみ - 面白いです！更新停止中と見て少し悲しくなりました…次の更新待ってます！ (2018年2月10日 18時) (
レス) id: 506548374d (このIDを非表示/違反報告)
パンの耳(プロフ) - 面白いですね。続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2018年1月12日 17時) (レス) id: 706b9ecf12 (このIDを非表示/違反報告)
早苗月 - 87票は私が頂いた！続きが気になるわい！更新頑張ってください！ (2017年12月21日 14時) (レス) id: dddf3cdd15 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - おもしろかったです♪更新頑張ってくださいねq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2017年12月16日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
谷崎中也(プロフ) - 応援歌頑張ってください(^∇^) (2017年12月14日 19時) (レス) id: a777d25c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名の作者 x他2人 | 作成日時：2017年12月11日 22時
