3話 ページ4
焦凍君はご存知の通りイケメンです。
イケメンなので、女子からの人気が圧倒的に高いです。
焦凍君は気にしてないけど周りの男子の妬みが酷いのを私は知っています。
そして―――。
「ねえ、アンタ轟君の何なの？」
「運命の糸で繋がったそういう関係で痛い痛い痛いゴメンなさいつねらないで！！！」
そのとばっちりが私にも来てるの焦凍君。
いやね、こういうのは日常茶飯事なんです。最早生活の一貫と言いますか。ええ。
女の子って行動力パネェなと。他人事かのように尊敬してます。
校舎裏でとある女の子グループに囲まれて、集団リンチをされているんだ。
皆可愛いって有名な娘ばっか。ここの学校顔面偏差値高ぇな。
「ふざけないで……真面目に答えなさいよ。」
「焦凍君が王子様なら私はお姫様的なそういうポジ痛い痛い痛い痛い！！デジャヴだからそれ！」
ほっぺたは隠せないからそれ以外をつねって欲しいです。Ｍではない。出来ることならつねらずに穏便に済ませてほしい。
そろそろ授業の時間だなあと思いながら、睨んでくる女の子達を一通り見渡す。
皆可愛いのに。性格が残念なんだけど。その顔寄越せ。
「……あっ、焦凍君。」
と、指をさして私が呟く。
すると案の定女の子達はその方向に視線を移すわけだ。
その一瞬の隙をついて私は逃げることにした。
今日は無理矢理でも焦凍君と帰ろう。じゃないと私死ぬ。
「ほっぺた痛い……焦凍君に冷やしてもらおうかな。無理だろうけど。」
後ろから聞こえる女の子達の怒鳴り声を背に、私は腫れた頬をどうやって誤魔化すか考えていた。
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はりねずみ - 面白いです！更新停止中と見て少し悲しくなりました…次の更新待ってます！ (2018年2月10日 18時) (
レス) id: 506548374d (このIDを非表示/違反報告)
パンの耳(プロフ) - 面白いですね。続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2018年1月12日 17時) (レス) id: 706b9ecf12 (このIDを非表示/違反報告)
早苗月 - 87票は私が頂いた！続きが気になるわい！更新頑張ってください！ (2017年12月21日 14時) (レス) id: dddf3cdd15 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - おもしろかったです♪更新頑張ってくださいねq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2017年12月16日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
谷崎中也(プロフ) - 応援歌頑張ってください(^∇^) (2017年12月14日 19時) (レス) id: a777d25c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名の作者 x他2人 | 作成日時：2017年12月11日 22時
