2話 ページ3
翌日学校に登校しまして。
というか中学校生活で一度も焦凍君以外の人と隣になったことがない件について皆様どう思われるでしょうか。
運命かな？？(違うよね知ってる)
「おはよう焦凍君。今日もイケメンだね！」
「……。」
無視されたよ今日も！悲しい！！
これは私の言っている意味が分かっていないのか引いているのかそれとも単に鬱陶しいだけなのか。
どれもかな？？？だとしたら私はとても悲しいです。
焦凍君はかの有名なNo.2ヒーロー『エンデヴァ』の息子さんだ。
たまたまお隣さんだったのと、じいちゃんがヒーローだったのとが相まって幼馴染として今までやってきた。
この世界では、「個別」と呼ばれる能力が存在している。
それは前世でいう「異能」のようなものだと言いたいが、少し違うようなものだ。
その個性と呼ばれる力は地球上の八割が所持している。それに伴い悪さを起こす輩が増える。
そいつらを罰するのが「ヒーロー」と呼ばれる職業だ。
そんなヒーローは公務員として国からも正式な職業と認識されている。
つまり安定した職業、それに加えて民からの認知も高く好かれやすい。
まさに世界中から脚光を浴びる仕事な訳だ。
そんな仕事で、No.2という立場に居る焦凍君のお父さん。
いつ頃だったかな。焦凍君が笑わなくなったのは。
彼の左目の周りは火傷跡がある。
彼の髪は左右で紅白に分かれている。
彼の瞳も、左右で違う。
母親の個性と父親の個性。
二つを上手い具合に受け継いだ彼は、父親からの鬼畜過ぎる特訓を強いられた。
「……。」
母親に熱湯を浴びせられた焦凍君。
父親が母親と焦凍君を引き離して、そこから―――。
「焦凍君、廊下にまた君のファンが居るよ。」
「興味ねえ。」
何も出来なかった私に、これ以上言う資格は無い。
それを隠すように私は焦凍君をからかった。
―――彼が冷たい理由を私は知っている。
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はりねずみ - 面白いです！更新停止中と見て少し悲しくなりました…次の更新待ってます！ (2018年2月10日 18時) (
レス) id: 506548374d (このIDを非表示/違反報告)
パンの耳(プロフ) - 面白いですね。続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2018年1月12日 17時) (レス) id: 706b9ecf12 (このIDを非表示/違反報告)
早苗月 - 87票は私が頂いた！続きが気になるわい！更新頑張ってください！ (2017年12月21日 14時) (レス) id: dddf3cdd15 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - おもしろかったです♪更新頑張ってくださいねq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2017年12月16日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
谷崎中也(プロフ) - 応援歌頑張ってください(^∇^) (2017年12月14日 19時) (レス) id: a777d25c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名の作者 x他2人 | 作成日時：2017年12月11日 22時
