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twc,yduf_原因不明_#02 ページ15

スラスラと喋り
ニコニコと笑顔を浮かべるのは
よく知っているマコだ。
今、一番しんどいはずやのに。

「先生、すぐに仕事あるって仰ってませんでした?」

「これも本職です。」

そう。この先生、実は医者なのだ。

「大丈夫です。次のお仕事向かってください。」

「…ありがとうございます。
よろしければ数日後来院をお願いします。」

「分かりました、また後ほどご連絡します。」

彼女は先生を見送ったあと
ゆっくりとソファーへ体を倒し左右の手はお腹の上。

「…ゆげぽ、飲み物ありがと。」

「いいえ。悪化したりしてない?」

少し間が開いた。

「…ん〜ちょっと休憩すれば大丈夫だと思う。」

基本的にスパッと言う彼女が言い切らないあたり…

「部屋の電気消しとく。
ちょっとでも刺激ない方がいいだろ。」

「うん、ありがと。うっしー。」

「マコ、誰よりもめちゃくちゃ頑張ってるもんなぁ…」

フルコンさんはケアへ。

「んふふ…良かったぁ〜」

フワッと笑う彼女に庇護欲がこれでもかと掻き立てられる。

「とわぽん。」

彼女が俺の名前を呼んだ。

「どした?」

「頭にさ、手当てててくれない…かな?」

控えめに頼まなくとも…

「ええよ。」

そんなのお安い御用なんだが?

左手を彼女のおでこに置いた。

「とりあえず1時間…ゆっくり休み。」

撫でたくなったが目眩が酷いというのだから控えよう。

「ん…ありがと。」

徐々に意識が遠のいているのが分かる。
完全に寝たことが分かったあたりで
フルコンさんが静かに話しかけてきた。

「良かったな。」

「まぁ、ひとまずはですね。」

一段落。といった感じだ。

「ん〜それもそうだけど…。」

「はい…?」

「気、許されまくってるじゃん。」

全くこの人は…とため息を吐いた。

「え、とわぽんって…」

ゆげぽがその後の言葉を言おうとした。

「それ以上言ったら…分かってますよね?」

「おぉ〜こっわ…笑」

「いつからいつから〜?笑」

牛沢さんが意地悪そうに聞いてくる。

そんなの…

「最初からですけど?」

出会ったときからずっと目で追ってしまっていた。
それがいつの間にか頻繁にゲームをしたり、
他の友人も含めて飲みに行ったり出来るようになった。

「アッチぃねぇ…」

「言わないの?」

「向こうは遊び友達と思ってそうですし…
それなら今の関係の方が良いです。」

「そうかなぁ…笑?」

だから…こんなに期待させないでほしい。

触れている手は熱を持っていた。

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作者名:みこと | 作者ホームページ:http://なし)ー  
作成日時:2023年10月14日 22時

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