俺とお前の好きの違い。【轟焦凍】 (ページ6)

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……ん？

んん？これはどーゆー状況だ？

え？え？俺焦凍に壁ドンされてる？
え？なんで？

「夏樹」

『…なに？』

いや、マジでなんなんだよ。
いきなり壁ドンとかどうした。

「俺昨日言ったよな軽々しく好きって言うなって」

『え…昨日のあれって嘘じゃねーの？』

「は？」

え、こわ。
めっちゃ睨まれたんだけど。

「なんでそーなるんだよ、意味わかんねぇ」

『はぁ？意味わかんねぇのはこっちだし！いきなり好きとか言われても受け入れられるわけ
ねーだろ！昨日までずっと親友だと思ってた奴から言われてもどーすればいいかわかんねぇし、
なんで俺がお前のことでこんなに悩まなきゃいけねーんだよ！昨日だってお前のこと考えてて
全然寝れなかった……？！』

唇に温かい感触。一瞬フリーズする。

『なっ…にすんだよ！』

「何ってキスだ」

『ンなのわかってんだよ！いちいち言うな！』

「お前が聞いてきたんだろ」

こいつ…！ふざけやがって…！
なんでキスなんか、キス…なんか…。

顔が赤くなるのがわかる。

「…お前その顔誘ってんのか？」

『はぁ？！ンなわけねーだろ！！なに馬鹿なこと言って…ん！』

またキスをされた。

こいつマジふざけやがって！しかも今度は長いし！
息が苦しっ…！

苦しくなったので焦凍の胸をドンドン叩く。
一瞬離れた。息を吸おうと口を開けると口の中に何かが入ってきた。

『んぅ？！』

…舌入れてきやがったぁぁぁ！！
ふざけんな！俺のファーストキス奪っといて舌まで入れてくるとか嫌がらせかよ！
マジふざけんな！

『ふぁ…ん…ふ…ぅ』

「…ん」

今度こそホントに息が苦しくなって焦凍を叩こうとすると、
手首を掴まれ壁に押し付けられた。