両道ダイヤル ページ5
アグネスはしっかり者だ。だから業務用電伝虫と私物電伝虫を使い分けている。王下七武海からの悪戯で電伝虫が鳴り響く時があるとアグネスは前困った顔をしていた。ヒナはアグネスの好かれやすい体質もここまできたら困った問題だと思っている。
ス「おい！アグネスのダイヤル番号教えろ！」
スモーカーはもう知っているものだと思っていた。ヒナは少し驚いている。いくら不器用な男だとしてもダイヤル番号くらいは聞いていると思っていた。
ヒ「アグネスに聞けばいいじゃない？」
アグネスは情報管理に厳しい。それは自分に関しても同じだ。自分の頭脳が利用される可能性も知っている。だからこそ私物の電伝虫のダイヤル番号は秘密情報の１つだ。スモーカーのように私物用電伝虫がある事すら知らなかった海兵も多いだろう。
ヒ「スモーカー君もアグネスと仲が良いでしょう？言えば教えてくれるわ。」
ヒナはスモーカーを勇気付けるように言う。自分でもアグネスから信頼はされていると思っている。聞けば本当に教えてくれるだろうか？彼女がダイヤル番号を教える事は絶対の信頼を勝ち取った証拠だ。
ス「あぁ聞いてみる。」
ヒ「私から私物電伝虫のダイヤル番号聞こうとした事は黙っといてあげるわ。アグネスはそういうの嫌っているから。」
ヒナは黙っといてやる代わりに葉巻をよこせと言いたげな顔で手を出してくる。アグネスの前では吸う事が少ないがヒナも愛煙家だ。先程彼女の煙草は吸いきったらしい。ヒナの手に葉巻を１つ乗せる。
ヒ「ありがと。スモーカー君。」
ス「お前は煙草だろ？葉巻なんて吸うのか？」
ヒ「ほとんど吸わないけど結構好きよ？」
ス「そうか。アグネスにまた肺が真っ黒だと注意されそうだが。ヒナも注意された事あるだろ？」」
ヒ「スモーカー君だけよ。私と比じゃないくらいに吸っているから。心配してるのよ。」
ス「アグネスは俺を心配してるのか。」
スモーカーはひっそりと嬉しい気持ちを隠しながら葉巻の本数を少し少なくしようと決めた。ヒナはそんな様子のスモーカーを見て呆れたように言う。
ヒ「スモーカー君が馬鹿みたいにいっぱい吸ってるからよ？普通ぐらいなら何も言わないわ。」
ス「誰が馬鹿だっ！」
ヒナはスモーカーの反論を聞こえないふりしてアグネスとショッピングはどこに行くか考えた。いつもは普段着としているスーツばかり買うアグネスに可愛らしい服でも着せようと思った。大切な親友がその可愛らしい服を着て誰かとデートに行く事を願って。
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黄部屋の住人（188号室）(プロフ) - サタケさん» 返信ってこうやるんね？コメントに書き込んじゃったがな。改めてサタケ様！コメントありがとう！これからも頑張って書いてくけね！ (2019年10月26日 20時) (
レス) id: 7af9d455f8 (このIDを非表示/違反報告)
黄部屋の住人（188号室）(プロフ) - 素直にありがとうございます！ただ妄想の吐口に書いていたからコメントまで貰えると思いわんかったです。応援してくれてありがとう！作品が好きって言ってくれて嬉しいがな照れるがな。 (2019年10月26日 20時) (レス) id: 7af9d455f8 (このIDを非表示/違反報告)
サタケ(プロフ) - 初めてコメントします。貴方の作品すごく好きです！主人公の設定がもろ好みです！これからも応援したいです！ (2019年10月26日 18時) (レス) id: d959334d8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黄部屋の住人（188号室） | 作成日時：2019年9月18日 23時
