仕事人間の大炎上 ページ26
赤「クザンめ。逃げおったな！」
書類片手に怒鳴る声は海兵を盛大に怖がらせる。サカズキが怒っている理由は簡単だった。クザンがいない事だ。目の前には報告書の山。山の向かい側にはボルサリーノが座り報告書を読み漁っている。報告書を読む事が苦手なガープでさえ報告書の山に埋もれている。それなのにクザンは休憩を理由に部屋へ戻ったきり行方不明になった。そしてセンゴクによりクザンの自転車の有無を確認しに言った海兵が自転車がない事を報告し逃げ帰って行ったのだ。
鶴「あの子はどこ言ったのだろうね。」
ガ「帰ってきたら拳骨じゃ！」
セ「サボると思っていたが…まさか本部から抜け出すとは。今すぐに電伝虫を繋げ！」」
ボ「ぇーと。クザンのダイヤル番号はぁ〜。」
センゴクにより電伝虫での強制呼び出しがかけられる。ボルサリーノはやる気のなさそうに電伝虫のダイヤルを回していく。サカズキも怒っているがセンゴク達も逃げ出したクザンにご立腹だ。クザンのサボり癖は充分知っているが報告書の山がある時と最高戦力の海兵として戦場に立つ時は決してサボる事が許されない。それも暗黙の了解の１つだった。
モモンガが強くなる事を誓い、広場の噴水の飛沫が下がっていく頃だった。クザンの電伝虫がプルプルプルと鳴き始めた。クザンは何も気にせず、いつものように気だるげな声で受話器をあげた。
黄「君今どこにいるんだぁい？」
セ「今忙しいのは分かっているだろう!早く戻れ！」
赤「帰ったら分かっておるじゃろうな！」
鶴「サボってどこの道草くってるんだい！」
怒声に聞こえる声で電伝虫が叫ぶ。クザンはやばいの3文字に脳内が切り替わった。目の前にいるアグネスとモモンガは不審そうな目でこちらを見つめる。
「…サボっているんですか？」
アグネスとモモンガの冷たい視線がクザンを貫く。クザンはヒエヒエの実の能力者だが2人の冷たい視線には敵わない気がした。背筋が凍る冷たい視線を浴びるクザンは冷や汗を垂れ流すしか出来ない。
「…サボっているんですか？」
繰り返す問いかけには怒りの感情が込められている。クザンはちらりとアグネスとモモンガを見るが明らかに禍々しいオーラを放っているように感じる。
モ「嘘までついてサボりたいのか？」
礼儀正しい男であるモモンガまで敬語が取れるほどに怒っている。クザンの苦し紛れに出した嘘がほころび、真面目人間の2人の怒りはまさに大炎上だ。
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黄部屋の住人（188号室）(プロフ) - サタケさん» 返信ってこうやるんね？コメントに書き込んじゃったがな。改めてサタケ様！コメントありがとう！これからも頑張って書いてくけね！ (2019年10月26日 20時) (
レス) id: 7af9d455f8 (このIDを非表示/違反報告)
黄部屋の住人（188号室）(プロフ) - 素直にありがとうございます！ただ妄想の吐口に書いていたからコメントまで貰えると思いわんかったです。応援してくれてありがとう！作品が好きって言ってくれて嬉しいがな照れるがな。 (2019年10月26日 20時) (レス) id: 7af9d455f8 (このIDを非表示/違反報告)
サタケ(プロフ) - 初めてコメントします。貴方の作品すごく好きです！主人公の設定がもろ好みです！これからも応援したいです！ (2019年10月26日 18時) (レス) id: d959334d8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黄部屋の住人（188号室） | 作成日時：2019年9月18日 23時
