誇りとコンプレッスクス ページ15
部下から部屋の中でゴーグルを付けっぱなしは変だだと指摘されたアグネスはヘアバンドのようにゴーグルを頭につける事にした。休暇日程を振り分けた部下達も休暇中に何をしようかと大騒ぎである。大規模な作戦が終わった直後は書類提出が少ない。大規模な作戦の報告書は資料室の海兵が担当する事が多いからだ。先程センゴクに押し付けた報告書の山がそれである。今頃はセンゴクが鶴やガープ。3大将を総動員して報告書に目を通している頃だろう。
部下達もアグネスも今日の業務は終わりにする事で話がまとまる。資料室についての権限は彼女にある。資料室を閉じようが開けようが彼女の言葉次第だ。部下達と別れてヒナの部屋へ向かっていく。ヒナは海軍本部の中でも入り口付近に部屋がある。黒檻のヒナと呼ばれる彼女の能力が敵を捕らえる事に特化しているからだ。侵入を許さない強固な鉄格子だ。
電伝虫を使いヒナに電話をかける。ヒナも作戦に参加したためアグネス達と同じように休暇が与えられていた。ヒナへの要件は２つ。ヒナの軽度の怪我について。今から約束の買い物に出かけないかだ。ヒナはすぐに電話に出て「行く！」と伝えてきた。足の調子もいいらしい。部屋に着くとヒナは笑って出迎えてくれた。彼女の部屋で化粧と服を借りるのだ。
ヒ「はい！バッチリ！服も大丈夫よね？」
根っからの海兵として傷跡さえも誇りとしているアグネスだが時折海兵を忘れ単なる女性になりたい時がある。その時願いを叶えるのはヒナだった。スーツばかりであまり女性らしい服を持たないアグネスに可愛らしい服を着せ艶やかな口紅を塗る。アグネスにとって魔法のように自分の姿が変わって見える。口の傷跡は消えないが海兵じゃない一般人になったような感覚だった。この姿はヒナやたしぎ買い物に行く時のみ。海兵を忘れて単なる女性になる日だ。
ヒ「アグネスも可愛い服を買ったら？」
「可愛い服はヒナちゃんにばかり借りてたからね。嫌だったかしら。ごめんなさいね。」
ヒ「そういう事じゃないの。アグネスは自分を下等評価し過ぎよ。ヒナ残念。」
「私には似合わないから。時々ヒナちゃんから借りれて舞い上がってるくらいが丁度いいわ？」
「貸してくれて助かってるわ。ありがとう。」と言うアグネスは傷のある身体を隠すように上着を羽織った。確かにアグネスほど傷だらけの女性は中々いないだろう。海兵じゃなく1人の女性である今は傷跡が多く体は誇りからコンプレッスクスになり下がる。
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黄部屋の住人（188号室）(プロフ) - サタケさん» 返信ってこうやるんね？コメントに書き込んじゃったがな。改めてサタケ様！コメントありがとう！これからも頑張って書いてくけね！ (2019年10月26日 20時) (
レス) id: 7af9d455f8 (このIDを非表示/違反報告)
黄部屋の住人（188号室）(プロフ) - 素直にありがとうございます！ただ妄想の吐口に書いていたからコメントまで貰えると思いわんかったです。応援してくれてありがとう！作品が好きって言ってくれて嬉しいがな照れるがな。 (2019年10月26日 20時) (レス) id: 7af9d455f8 (このIDを非表示/違反報告)
サタケ(プロフ) - 初めてコメントします。貴方の作品すごく好きです！主人公の設定がもろ好みです！これからも応援したいです！ (2019年10月26日 18時) (レス) id: d959334d8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黄部屋の住人（188号室） | 作成日時：2019年9月18日 23時
