立海テニス部レギュラー陣とブラック本丸を潰しに行きます (ページ9)

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2-1 レギュラー陣との再開ページ9

Aさんに協力すると決めた俺は、俺以外のレギュラー陣が集められている、

(捕えられている？)別棟に向かった。

みんな、拘束されたりしているのだろうか…

でも、協力することになったので、解放される権利があるはずだ。

無事でいてくれ…！！

そう思いながら、別棟に入り、大きな応接間の扉を開ける。

しかし…俺は扉を開けた途端、拍子抜けした。

「なぁなぁ～このケーキも、食べてい～の～？」

「わぁあああ！なんだこれ！すげぇ！」

「こんなに広い部屋で過ごしていいんですか…！！ありがとうございます！」

ブン太は餌付けされ、赤也は初めて見る未来の技術に心を奪われ、

柳生は政府の関係者に律儀にお礼を言い続け、

その他は、ふっかふかのソファーでくつろいでいた。

くつろぐことに無縁そうな真田も、ソファーを満喫していたのだから驚きだ。

みんながくつろいでいるのを見ていたら、俺もくつろぎたくなってきた…

「Aさん、この部屋で俺達は生活していいのかい？」

すると、予想外の答えが帰ってきた。

「あ、はい。この部屋も皆さんの生活スペースとして、用意しましたが、

この部屋は共同スペースのような部屋なので、

奥の寝室、学習ルームも自由に使ってくださいね。」

Aさんの紹介してくれた寝室と、学習ルームが気になり、チラッと覗きにいく。

共同スペースは普通の部屋の約4倍の広さがあり、それだけでも十分なのに、

寝室は、一人一人大きいサイズのベットが用意され、部屋の電気の色を変えることも

できる仕組みになっている。しかも、ベットはふかふかだ。

学習ルームは、学習しやすそうな、シンプルな机や椅子、風通しを良くするための

小窓もあり、快適そうな空間だ。

こんなに快適な空間で過ごせるのか…Aさんの頼みを引き受けて、よかったな…

そう思っているのも束の間、レギュラー陣への指令が出た。