5-1 ページ48
生徒達全員が先生は人殺しじゃなかったと安堵し早速美術準備室に向かおうとした。先生は一度みんなを制し辛そうに腰をあげる。
隣にいたAの肩をもち震える手を誤魔化すように先生は強めの口調でみんなに全てを打ち明けるといった。
先に準備室にいたメンバーにはもう話は済んでいるが教室にいた生徒達は理由がわからない。先生は大きく息を吸うと腰を抑えた。
「里美達は──っあ"…!」
先生はAに縋るように崩れ落ちる
額には先ほどよりも酷く汗が流れおちていて顔も蒼白い。
「先生!先生!?」
どんどん冷たくなっていく先生の手を必死に握って呼びかけるが反応がない。とにかく楽な体制にして首元のボタンを二つほど外し濡れたタオルで汗を吹く。脈は早いが呼吸は落ち着いている。周りの生徒も突然先生が倒れたからどうすることも出来ずただAが忙しなく動くのを見ているしかできていない。
いつの間にか時刻は22時30分をむかえ起きない先生を心配するものもでてきた。
「先生ずっと具合悪かったのかな?」
「たぶん…私先生が今日薬飲んでたの見たし風邪…じゃなさそうだよね。」
Aはあの大量の薬が何なのかは知らなかったが風邪ではないことだけはわかっている。生徒の半数は教室に残っているがもう半数は今の間に準備室を開けようとドアを壊そうと奮闘していた。結局華が力任せに体当たりをしてドアをこじ開けたというところまでは教えて貰った。
168人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ただのオタク。(プロフ) - 続き読みたいです!頑張ってください (2020年9月23日 20時) (レス) id: 68c4d6e970 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆたま(プロフ) - natsumiairaさん» 私自身死ネタは辛かったので共感して頂けて嬉しいです(^-^)!ありがとうございます! (2020年7月19日 5時) (レス) id: d6938669f9 (このIDを非表示/違反報告)
natsumiaira(プロフ) - さくらさん» 柊先生の救済ルート本当にありがとうございます(^ ^)ずっと救済されるお話を探していたのですが、全くなく…(T . T)こちらのお話と出会えて感激しております!これからも応援してます♪ (2020年7月18日 23時) (レス) id: 6eaf9f081c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆたま(プロフ) - さくらさん» ありそうでなかった救済ルートです(^-^)ありがとうございます!がんばります! (2020年7月13日 1時) (レス) id: d6938669f9 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 初コメ失礼します!柊一颯救済ルー!嬉しいです!更新頑張ってください応援しています!あと、Twitterをフォローさせて頂きました!! (2020年7月12日 15時) (レス) id: af1bba7450 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆゆたま | 作成日時:2020年6月29日 3時