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声には出さなかったけど利用される側の人間と利用する側の人間がいる。
私はどちらにもなりたくないけどお互いが納得できる関係性ならどちらでもいいかもしれない。
先生は柚月や香帆の言葉を聞いて一言、酷いねと薄く笑った。
「うっさい、私は卑怯な真似までして1位になろうとしたあいつがむかついたから喋りたくなかっただけ。それのなにが悪いの。」
「結局ドーピングやってなかったじゃん。」
「疑われるようなことして訂正しなかったのが悪くない?」
「誰も信じようとしなかった癖に。」
すかさずAが反論し香帆は図星をつかれたのか押し黙ってしまった。
澪奈はやってないと言っていた。でも誰一人信じようとするクラスの人間はいなかった。
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作者名:ゆゆたま | 作成日時:2020年4月9日 1時