今日:29 hit、昨日:5 hit、合計:197,069 hit
小|中|大
1-21 ページ23
教室までの足取りが重くここにさくらが来てくれればいいなと思ったがなんとも都合のいい考えなのだろう。
気づかれないようにと静かにドアをあけてみたがクラスの視線は全員Aに集中している。最悪だ。
注目されるのは嫌いなのに。これから質問攻めにあうに違いない。
「A向こうで聞いてたんだろ?」
「う、うん。気分悪くて...横にして貰って話はなんとか聞いてたよ...。」
そう、全員の意見を公平な立場でという理由で準備室にいたが面倒なことはごめんだ。私は体調が悪い設定。
隼人はどうなんだよともう一度訊ねた。
なんの事かと思ったがどうやら先生と何かあると勘違いしていて先程、監視カメラに向かって聞いた時、どちらも何も答えなかったからそこが気になっているようだ。
「で、お前ロリコン変態教師とどうなんだよ。」
「教師と生徒に変わりはないけど。」
何か。とでも言いたげな目をしてみせると隼人は口を閉じた。外はすっかり暗くなり窓から見えるテレビカメラの照明とそれに照らされるタケチはカメラに向かって楽しそうにはなしている。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
169人がお気に入り
169人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆゆたま | 作成日時:2020年4月9日 1時