足の甲 mspk ページ2
『脛』の続きと思ってください
ぺけたんside
ちゅ、と音をたてて、マサイは俺の脛にキスを落とした。
汚いから、と言ってもぺけなら綺麗だから、の一点張りだった。
未だに俺の足を触り続けていたマサイは、編集忘れてた、と一言呟きパソコンの前に戻っていった。
俺は少し仕返ししてやろうと布団をがばっ、とかぶり、寝るふりをした。
「…おやすみ、ぺけ。良い夢を」
低くて俺の大好きな声が聞こえた。
「…ぅん」
聞こえないくらい小さい声で返すと、いきなり眠気に襲われた。
さっきまで寝てたのに、なんでだろう…と考えてるうちに、意識はどんどんなくなっていった。
ふと目が覚めて、起き上がってみる。
…目の前には、愛しい彼氏の姿。
布団もかけないで小さな寝息をたて、寝てた。
…少し、珍しいと思ったのはナイショ。
…起こすのは、かわいそうだな…。
俺はそっと布団をマサイにかけると、少し出てた足をふと見つめた。
…やっぱり、俺ほどじゃないんだろうけどマサイの足も長いし細い。
……あぁ、そうだ、とひとつ思いだし、俺はマサイの足を取って、足の甲にキスをした。
俺のキスが下手なのか、綺麗なリップ音は鳴らなかったけど、不器用で小さくちゅ、と鳴ってくれた。
「…マサイ、大好き」
「……俺も」
「…へ…!?」
「ごめん、ぺけ。起きてたんだ」
「ど、どこら辺から…っ!?」
「ぺけが布団をかけてくれたあたり」
「一番最初じゃん…」
それより、とマサイはがばっと俺に抱きついた。
…俺より少しだけ高いマサイの体温が俺のことを包み込んでくれた。
「…そこにした、ってことは…いいんだろ?」
「っ…わか、ってたの…?」
「勿論」
俺は返事を返す代わりに、マサイをぎゅっ、と強く抱き締め返した。
ーーー足の甲へのキスは、隷属のキス。
「俺は一生、マサイのものだよ」
16人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カシミヤ(腐男子)(プロフ) - 貴方様は天才でございますか?僕も地雷同じです。そして推しCPも同じでびっくりしましたw w wこれからも頑張ってください!マサぺけの小説ご馳走様でした (2019年6月8日 17時) (レス) id: df891184bc (このIDを非表示/違反報告)
キラ - 有り難う御座います!!!楽しみに待ってます!! (2017年6月2日 21時) (レス) id: fe89b58179 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎飛鳥(仮)(プロフ) - キラさん» 了解しました!遅くなりますが、頑張ります!! (2017年6月2日 21時) (レス) id: ec63de9911 (このIDを非表示/違反報告)
キラ - リクエストです。sldhで、キスする場所は太ももが良いです! (2017年6月2日 19時) (レス) id: fe89b58179 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒崎飛鳥(仮) | 作成日時:2017年4月22日 1時