2話 3月中頃 ページ3
一通り確認を済ませ、1年間審神者として勤める本丸に来た。
何故1年かと言うと、昔審神者小屋に引きこもり刀剣と一切連携を取らずに給料だけ貰っていた奴が居たかららしい。
穢れた霊力、枯れた庭の花、荒れ果てた畑、ボロボロの家……。間違いない、ここが金ka……ブラック本丸だ!
「鳴狐さん、こんのすけ、先ずはとりあえず審神者小屋に行きましょう。」
と言い、私達は無事審神者小屋に着いた。
審神者小屋と言っても前任の居た建物は刀剣達が嫌がるだろうと小屋だけ政府が立て替えた様だ。綺麗……ふへへ 。とその前に
「鳴狐さん、少しお手伝い頂いてもよろしいですか?」
「?」
鳴狐は怪訝そうに、そして警戒しつつこちらを見る。政府の時は2人だったけど今は守るべき短刀が居るのだろう、無理もない。
「今から本丸1階のみ着任記念の館内放送を流すので、前任の方は男性だとお伺いしました。幸い私は女性ですが人間の声を聞くだけで震え上がってしまう方を2階に誘導する様お願いしてもよろしいですか?」
「後手入れが必要な方の人数をお願いします」
「あるじさま!手入れなさるのですか?!手入れをして下さるのですね?!この狐、感激でございます」
狐が言う
「手入れを受け入れてくださる方は絶対に手入れをします!」
そういうと鳴狐は速攻で出て行き、狐も「鳴狐〜」と言いながら追いかけて行った
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作者名:名無し12503号 | 作成日時:2020年9月17日 13時