奇跡の能力持ちは転生しました (ページ10)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:20,310 hit

九つ目の音ページ10

あれから１週間が経った

まだぺいんとは目が覚めないらしい…

『お願いだから起きてよ…』

僕はまだ君になにも
伝えられてないんだから…

sn「A…」

trz「A…あいつは逮捕されたよ
殺人未遂だってさ…」

『そっか…』

sn「Aあn」

kr「死神君今は…」

inr「一人にさせましょ…
A、私達は購買に行ってきますね」

『うん、分かった』

僕は持ってきた花を花瓶に飾る
ガーベラに紫のライラック

僕がぺいんと僕に始めてくれた花だ

≪pe「Aの歌は落ち着くな～
何時でもAを＿＿＿＿＿」≫

『っ…』

また歌ったら君に

『高鳴る鼓動が伝えてく
重なる音と流れる思いを
もう離さないと約束しよう
いつでも君が寂しくないように～♪』

奇跡なんてものはやっぱり
無いんだよね…

今になって力が欲しくなるのは
我儘ですか？

『僕は君が昔から

，

，，

大好きだったんだ…』

君の笑顔も声も全部

見つけて欲しかったんだ
あの日もあの時も

『起きてよ…ぺいんと』

？「えっと…それ本当なの？」

『え？』

顔を上げればぺいんとが顔を真っ赤にしている

『生きてる？』

pe「生きてるよA」ニコｯ

『ぺいんと！』ギュッ

pe「え！？A！」

『良かった…死んだかと思った…
また、居なくなるんじゃないかって』

怖かった…死んだのは僕だけど
昔みたいに僕の前から
仲間が消えてくあの感じ
もうたくさんだった

pe「大丈夫、俺は死なないよ

後、その…さっきの、す、好きって本当？」

へ？

『聞こえてたの？』

聞けばぺいんとは意識の中から歌が聴こえて
意識が戻ったら言う直前だったらしい

なんじゃそりゃ

考えれば考えるほど顔に
熱が集まっているのが分かる

pe「はぁ、本当は俺から言うつもりだったのに…」

ん？

『へ？』

pe「A…俺はAが前世の事は割りきってるのは分かってる
それでも俺は

Aが好きなんだ…
前世での笑顔も俺を呼ぶ声も
今世だって全部
だから俺と一緒に居てくれませんか？」

まさか
そんな一言が来るとは思わなかったが…

『はい！僕も君が大好きです///』

pe「A～」

今めっちゃ恥ずかしい…
と言うか目を合わせられなくなったからね？

pe「Aこっち向いて」

『ん？なんd』

その瞬間
視界にはぺいんとの綺麗な茶色い髪と
僕の唇にふと何か当たった気がした
それをキスと知るのは一瞬で

『っ///』

pe「これからもよろしくね」

このバカ…