絆は糸のように【d！】 (ページ39)

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切れた糸37本目ページ39

そうこうしていれば
行くまでの憂鬱だった気分は無く
いつの間にか我々国に着くところだった

rt「もうそろそろだね」

gt「そうだな」

ky「A絶対俺らから離れんなよ」

『分かっとるよ』

us「まぁ、出来るだけ俺らも近くに居るから
安心してろ？」

そう言っていると馬車が止まり
馬車から降りていると黒や深緑が居た

ky「今回はよろしくお願いします」

gr「……あぁ…よろしく頼む」

os「では、案内しますから着いてきてください」

us「はい、お願いします」

お互いニコニコしてるが
少しピリピリしたような空気で
僕らは城に入る
中は殆ど変わりはないが
少し埃が残ってる気がする

os「此方になります」

ky「…失礼します」

rt「A…嫌になったら言ってね？」ボソッ

『おん』ボソッ

こうして仲間がいるとなんか頼もしい
そうして客室に連れてかれ中に入る
中には更に数人、赤と茶色が居た

gr「では、同盟の話をしようか」

ky「そうですね…
此方としては
戦争に参加するのは極力控えさせて頂きます
何せ我が国は平和主義ですから」

gr「そうですか…
では極力控えますが、必要となったら呼ばせて貰います。それと…

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Aを返していただきたい」

『!?………』

ky「は？」

rt「ふ………るな」

us「レトさん？」

rt
「ふざけるな!」

rt「Aは！Aは！
お前らのせいであんなに傷ついたんだ
それでも！お前らのためにって心が死ぬまで
国のために働き続けて…
それなのに…それなのに」

gt「レトさん！落ち着け！」

rt「お前らはAの事を無能と罵って
あわよくば兵器として…Aの意志も無しに！それでAを返せ？ふざけんな！」

ky「レトさん！押さえて！」

『レト君…大丈夫だよ…』

そう言い僕はレト君のそばに付き添い背中を撫でる。レト君の顔は何処か泣きそうな表情だった

os「で、ですが…元は我々の仲間です
彼女が居ないと我々は困るんです」

gt「オスマン外交官
では、元は仲間とは今では違うのですよね？
そりゃそうですよね何せ兵器として使ってたのですから」

gr「……それに関しては誠にすまない
でも彼女は我が国に必要なのだ」

ky「あー、それに関しては
俺らの意志では決められませんねぇ
A？お前はどうしたい？
それが決定になる」

どうしたい？
その問いの答えなんてもう
とっくに決まっている

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『……お言葉ですが拒否させていただきます』