絆は糸のように【d！】 (ページ36)

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切れた糸34本目ページ36

ky「ではまた機会があれば」

gr「あぁ…また機会があれば」

そう言い馬車に乗り込んでいく
様子を窓から覗く
相変わらずノアはべたべたしてるが…
だが、もう会わなくていいだろう
て言うかもう会いたくない、
兵器として連れてかれて
何されるか分からないし
それにキヨ達が危ない目に合うようなことはしたくない

rt「A大丈夫？顔色悪いけど」

us「本当だ…何かあった？」

『…あ、いや何でもなi』

gt「何でもなくないでしょ？」

そう言い物影から出てくるガッチさん
何時から居たんだ…

gt「Aの事だから今回の事で
俺らに何か被害とか出ないかとか考えてんじゃない？」

us「あぁ…Aならありえるわぁ…」

『確かにそうなんだが…
皆、僕のせいで迷惑とか面倒とか掛けてるんじゃないかって…』

rt「誰もAちゃんをそうやって思ったりしないよ。俺らはAちゃんが好きだから一緒に居るし仲間だから助けたい。
多分、彼処で対応してるキヨくんも一緒だと思うよ」

ky「おうおう！そうだぞ！
俺らはお互い仲間で皆を信用出来ているから
一緒に居るし助けたいとか思うんだから
Aは俺らに散々迷惑かけていいから
まぁ、その分俺らも掛けるけど」

やっぱり皆は暖かい
僕ももう少しこの暖かさに触れていたい
この空間を少しでも長く

『そっか…ありがとう皆
ってキヨ、その右手に持ってんの何？』

ky「え？コ、コレ？エットォ」

us「ほーら見せてみろぉ」

そう言いうっしーはキヨから書類を奪い取る

us「えっと…同盟書？
この同盟を応じなければ我々は貴殿の国に、戦争を仕掛ける気である。決議が決まったら知らせてくれ。我々は外交としてそちらに向かわせて頂きますぅ？」

ky 「A、すまん早速俺から迷惑掛けるわ」

『うん、文面を聞いて分かったわ』

rt「取り敢えず会議かな…」

us「はぁ、まぁ決めないとなぁ
我々国は何時もこうなのかよ」

『大体はそんな感じだったよ』

今さらだけど世界屈指の軍事国家が
同盟に応じなければ戦争とかヤバイだろ

gt「まぁ、此処で話すのもあれだし
会議室行こっか」

ky「そうだなぁ…じゃあ行くぞー」

そう言うキヨの後ろをついていく
何かキヨ見てると事の重大さを忘れそうな今日この頃である