絆は糸のように【d！】 (ページ16)

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切れた糸15本目ページ16

部屋に戻ると久し振りに見る綺麗な白い鳥が居た

『…ルピナス』

僕の声に気付くと僕の所まで飛んできた
良く見ると手紙を咥えている

『兄さん…』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Aへ

俺は今、砂漠を越えて森に居る
此方は意外と不便があんまり無くてな

そういえば砂漠を越える前、
我々国から少し離れた何処の国にも属してない
所である人と会ってな
怪我してたから治療してもらったよ

Aも辛いなら、居る価値がないと思うなら
もう出ても良いと思うぞ
まぁ、俺が言うことでも無いだろうが
何かあったら手紙でも寄越せよな
また、笑顔で会える日が来ますように

兄さんより
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ははっ、かわりないな兄さんは
でも、僕が笑顔になる時が来るのかな
感情が一部無いような僕に

僕はルピナスに今書いた手紙を持たせて
飛ばした
ピー！と笛の美しい音を奏でて

ｺﾞﾝｺﾞﾝｺﾞﾝｺﾞﾝ

『誰？』

ﾊﾞﾀﾝ！

tn「おい、無能またノア虐めたやろ
書類も全部やらせようとしたらしいし」

『…僕はそんなことしてない』

tn「嘘つけ！
ノアが無能が押し付けてきた言っとんねん
もう、こんな奴居らんでエエのに…お前なんか」

そう言いながら書記長は僕を殴り蹴る
ぞくに言う粛清剣で斬ろうとするため命に関わるような所は避けた

気が済んだのか僕に悪態をつきながら部屋を出ていく

ノア「トントン君！グルちゃんから緊急会議だって！」

tn「ノア！そうか分かった今から行こうや」

ノア「じゃあ行こう！」

外から話し声が聞こえる
ノアか…

兄さん、僕此処出ようかな…
でもそうしたら…

会議室サイド

トントンが会議室に着いた時には
全員が居るわけもなく
大先生は遅刻してきた

tn「大先生？また遅れたんか？」

ut「え…あーえっとぉ」

tn「言い訳は無用！」チャキ

ut「え？ちょっ待っ」

gr「トン氏今はそれどころではない」

os「そもそもグルッペンはなんで緊急会議開いたん？」

gr「あぁ、問題が出てきてな
1つ目は国の金が底をついてきた事

2つ目は隣国のR国が戦争を仕掛けようとしている事

3つ目は2つ目のもしものR国との戦争に対抗出来る兵器と戦力が足りていない」

em「1つ目の問題は、戦争に勝てば賠償金が入ってくるのですが…2,3つ目の問題の
戦争にどう勝つか」

rbr「確かR国はAIに強かったから
人工知能とか出されたら
現時点ではゲームオーバーで負けや」

cn「何か方法は無いんやろうか…」

文字数…