JUMPのは最年少はムカつくほどイケメンです3

大切な人が ページ8

『・・・・・・・・・』

何時間たったのだろう。

明日も仕事がある。そういって福岡から帰ったはず

いざとなると、仕事にいく気がしない。

『午前４時・・・』

一睡もしないうちに朝になっていた。

壁に飾ってある家族の写真が目に入った。

『あぁぁ！はぁ、はぁ、はぁ』

勢いよく写真をはがした。

なぜこんなに息切れをしているのかな。

自分でもわからない。

『っ、ごめんなさい・・・』

そう静に呟いて彼は自分のベッドに仰向けになった

『・・・・』

それからしばらくそのまま。

時間がわからないままボーとして

ため息をしていた。

俺、何をすればいいのかな、この先。

母さんを笑顔にするって始めたアイドル。

兄さんの変わりのようなもの。

目標がなくなった俺に頑張る意味などあるのかな？
　
勉強も、やってる意味ある？

バイオリンは？ピアノは？誰のため？

自分のため？

ううん。これも全部母さんが好きなもの。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙ

誰だろう・・・山田？

出ようとなんて思わない。

その電話を無視すると留守電が聞こえた。

山〈日向〜！仕事の時間だぞー！！〉

薮〈なにしてんだー！昨日もいきなりかえりおって！〉

なんも知らないくせに。

知〈今日、僕とのご飯は〜？〉

そういえば言われたな

でも、なんもしたくない。

光〈聞いたならはやくこいよ！！〉

・・・・騒がしい電話。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙ

次は誰？ジャニーさん？

山田達が言ったのかな？

なら、出る意味がない。

少ししたら日が差し込んできた。

自室のカーテンを全部閉める。

リビングも全部。

さすがにずっとベッドにいるのはまずい。

そう思い立ち上がってリビングに向かう。

棚に置いてある本はどれも今じゃ必要ないもの。

PTSD治しかた。平成２９国家法律試験過去問

バイオリンの楽譜ピアノの楽譜。

・・・・捨てよう

全部ゴミ箱に捨てた。

それからずっとリビングのソファーに座り

ただただ時間を過ごした。

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