バイト先では色んな人に会えます。【文豪ストレイドッグス】

7名様 ページ7

｢エリスちゃァァァァァァァァァァァァァァァん！！！｣



自転車をゆっくり押して
元町ショッピングストリートをドボドボ歩いていると

悲鳴のような
叫びのような
声が聞こえた。


声の現況の人は
紫がかった黒の髪をして、
医者なのか分からないが、白衣を着ていて
少し、くたびれたような男性だ。





誰か人を探しているみたいに
いや、探しているのか

名前を呼びまくってる。

｢エリスちゃァァァん！！！どこに行ってしまったんだぁーい！｣


｢エリス｣と言う人らしい。

あと｢エリスちゃん｣と呼んでいるから女の子ようだ。

親子かなぁ？
そりゃあ大変だ。

ン〜迷惑かなぁ
探すの手伝おうかなぁ....でも、
んーー


大声で探す人

探すのを手伝おうか悩んでる私

なんともカヲスだ。



そんな私に気づいたのか、
いつの間にか近ずいてきて

｢すみません！この子見てませんか！！？｣

と、少しいや、シロクロの写真を見せてきた。
いや、ふっる！！
古いよ！写真！
写真の中にいるのは
ブロンドの髪の毛を持つ少女。(白黒だけども)
外人のような顔つきでいる。

いや、これいつの写真....
もしかして、｢エリスちゃん｣じゃなくて｢エリスさん｣
って呼ぶレベルの落としでは？！


｢ちょうど、写真のような身長でね、長く美しいブロンドの髪の毛をしていて目は綺麗な青色で、私の事を｢リンタロウ！リンタロウ！｣って呼んでくれて....見てませんか！？｣

｢あ、えーとぉー｣
生まれてこの方ずっと横浜に住んでいるが
｢ごめんなさい、見てません....｣

｢そうですか.......ありがとうございます。｣
と、しゅんとする男性。


わかってたよ！こうなるって！
手がかりがなかったらみんなしゅんってするもん！

｢あのぉ....｣
｢なんだい？少女....｣

｢そのぉ、エリスちゃん？一緒に探すの手伝います｣
｢本当かい！少女！！！！！｣

ガバ！って効果音が着くような勢いで
私の手を取った男性。

うおぉおおお近い！←


｢は、はい！1人より2人の方が探す方が効率がいいと思いますので。えーと、お名前は？｣

｢ありがとう少女！私はしがない元町医者でね、今は小さな寄り合いの仕切り屋中年さ。｣

｢じゃぁ、元お医者さん....先生ですね。私は江戸川Aと、申します。｣

｢A少女だね。私は向こうを探してくるから、A少女はアッチをお願いできるかなぁ？｣

｢はい！｣

先生が指したのは、私がいまさっき来た道。

私は自転車に乗り来た道を戻った。

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