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33名様 ページ33

「実はもう決めてある」


と、太宰さんは口にした....

そして

「うちの社員にする」
と言いながら敦さんを指さした。

皆空いた口が閉じなくなったようで
国木田先生は、

「はぁああぁぁああああ?!!」

「あ、Aちゃんもだからね。」

へ?


そして私も
「はぁあああああああ?!!」


「いや!!太宰さん!
私、ムリですよ!!
学生ですよ!!」

「いや、大丈夫。うちの社員にバイトとして働いている、子が居るし、
もうこれは決定事項だよ。」

「嘘だ.......」


「太宰....どういう事だ....Aをうちに入れるなんて....」


「ちょっとね.......気になったことがあったから、」


気になったこと.....

一体なんだ.......



「いやーそれに、してもAちゃんのさっきの
蹴り技は凄かったね。」

「なんだい?A、太宰にでも蹴り技したのかい?
やるじゃないか。」

「いや、与謝野さん。
私にじゃなくて、虎になった敦君にだよ。」

「え、太宰じゃなかったのかい?
妾ャ、てっきり太宰にやったのかと....」


「残念ながら、
Aちゃんはね、守ってくれたのだよ。
私を虎から.....」


「助けた?
A、大丈夫だったか?」


「あ、はい。
ちょうど太宰さんが虎になった敦さんに襲われそうになった時、私、何も考えずに飛び出してしまって....
いつの間にか、蹴り技を.......

第1、太宰さんの身が危ない!って思って....」


「まぁその時は太宰さんが死にたがりってことも忘れてしまったんですけどね。」と付け加えながら
私はあの時自分の身に起きたことを話した。


「昔、武術を習っていた甲斐がありましたよ....」


「へェー武術をしていたのかい?」


「はい!小学生の時にと、国木田先生に少し教わりました。」


「え、国木田にかい?」


「はい。」




「ね。
探偵社に、必要な人材じゃないかい?
国木田くん。」




「やはり、都会は素敵ですね!

あ、僕と会うの初めてじゃないですか?
僕、宮沢賢治と申します!!
よろしくお願いします!」


「おぉ、よろしくお願いします。」
少し小柄な金髪で草履を履いている少年が
丁寧に自己紹介をしてくれた。



私も簡単に自己紹介をした。
「私は、江戸川Aって言います。
高校三年生です。17歳です。よろしくお願いします。」


「僕の3歳年上なんですね!」


「e!!年上なの!?」


「はい!僕、14歳ですから。」

「まじか.......」
まじか。
普通に年上かと....嫌でも、少し身長が.....

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(プロフ) - 同じく34ページの下記の後ですが、 推しに ではなく 押し ではないでしょうか? (2021年5月24日 15時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 34ページ クソ男子を任したいんです 負かしたい ではないでしょうか? (2021年5月24日 15時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 33ページ e とありますが え ではないのでしょうか? (2021年5月24日 15時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - misteriascatさん教えて下さりありがとうございます。すぐに直してきました。気づいてくれてありがとうございました。 (2020年9月11日 23時) (レス) id: ded7f4dd14 (このIDを非表示/違反報告)
misteriascat(プロフ) - 初のコメントなんですけど、43名様のあとが44ではなく45名様になっていますよ。 (2020年9月11日 23時) (レス) id: f450a482f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月21日 22時

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