【募集企画案】古書店「月兎堂」にて。【小説ネタ案】

☆記憶を売った人たち ページ7

ある国には「記憶屋」というものがある。
そこにいけば、記憶を売買してくれるというのだ。

ある者は親しい者の記憶を売った。
もう、死んでしまったんだ。苦しいんだ、悲しいんだ。忘れたい。それでも...。

―ある者は苦しい記憶を売った。
忘れたい、忘れたい、こんな記憶。持ってても、苦しいだけ。でも、でも...。

―ある者はすべての記憶を売った。
あの子にお金を残したい。あの子のためなら私はどうでもいいの。あぁ...。


忘れたくない。


―ある情報屋はある者たちに約束をした。
「いつか、自分が記憶を売ったことに気づいたら、返してやる。だから...そこで暮らしてろ」

そんな者たちが集う場所、「勿忘荘(わすれなそう)」。
そこは、「記憶屋」が手配した場所。
でも、そんなことは知らないで、小さな箱庭(勿忘荘)で日常送る。

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勿忘草の花言葉
「私を忘れないで」

勿忘荘は、記憶を取り戻すための場所。
何で記憶を取り戻すのか？
それは少なからず未練があるから。

勿論変えていいですよ。

●ホグワーツ生は捩れた世界に飛ばされる。→←トランプは捕らわれる

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