【HQ】大切な妹が泣いて帰ってきた。【青城】 (ページ7)

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姉6 ページ7

『あのさ。』

拓弥「んー？」

『教えてくれるのは嬉しいけど、片付け手伝わせんのやめない？』

拓弥「だってー。確かに悪女さんの資料そこら辺に置いたしー。」

『ざけんな、自分で片付けろ。』

信じられない。

てかそもそも風紀委員のための部屋を自室化させるな。

私と拓弥以外ほとんど来ないじゃないか。

確実に恐れられてるよ、この部屋。

拓弥「えーっとー。」

『私見回り行かないといけないんだけど。』

拓弥「えー。でも仕方ないかー。見回り終わったらまた来て？」

『結花のためだからね。』

拓弥「A、妹ちゃん好きすぎてきもーい。」

『拓弥、お口チャック。』

拓弥「ほんとのことだしー。」

『縫い付けるよ。』

拓弥「Aならやりかねなくて怖いー。」

とかいって笑ってる辺り、本当は怖くないな。

拓弥「A。」

『ん。』

拓弥「ついでに及川さんの風紀乱れてないか見てきて？」

『は？やだし。』

拓弥「まーまー。ウチの学校で一番風紀乱してるの及川さんなんだしー。

それに、悪女さんの偵察出来るでしょー？」

『…！』

…コイツ、実際いい奴だよね。

『了解しました、委員長。』

拓弥「こういう時だけ委員長扱いしてー。」

ありがとう、拓弥。

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