【HQ】大切な妹が泣いて帰ってきた。【青城】 (ページ6)

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姉5 ページ6

拓弥「前バレー部行った時、

妹ちゃんが仕事してないって責められてるの見ちゃってさー。

オレもAに言おうとしたんだけど、妹ちゃんに止められたんだー。」

『…結花に？』

拓弥「そー。A、やり過ぎるところあるでしょー？

だから青木さんが危ないから言わないでって。

妹ちゃんのあんな可愛い涙目見たら、言うに言えないってー。」

『見たのか。』

拓弥「ばっちり。」

『今すぐ消せ。記憶から消せ。』

拓弥「無理ー。永久保存なんでー。」

『ぶっころ★』

拓弥「いちいちお星さまが黒いのやめてー。怖いから。」

ちゃんと白いことだってあるよ？

拓弥「てか、無表情で星とかやめない？」

『今更じゃん。』

拓弥「Aに言ったオレがバカだったよー。」

『喧嘩売ってんの？』

拓弥「まーまー。あとで悪女さんの情報教えてあげるから許してよー。」

『仕方ない、それで手を打とう。』

拓弥「やり過ぎはダメだよー？妹ちゃんのためにも。」

『…分かってる。』

拓弥「嘘つけ。」

…私が裏切りを心底嫌っている理由を、拓弥は知っている。

…同中だったからこそ、知っているんだ…。

拓弥「あと。」

『ん？』

拓弥「無理もダメだよ。」

『…それも、分かってる。』

拓弥「もっと嘘つけー。」

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