7話 ページ10
A「警戒しないで、私はそっち側の"人間"なの。理事長から話は聞いてるし、入学式で言ってた入間くんのお祖父様って事も私は知ってたから」
相手の緊張を解くようにこりと笑いかける。
無理もない、悪魔だと思ってた奴に人間だろうと問われれば否定も肯定もしにくい状況になる、相手を威圧して答えを求めるのは嫌な上司がやる事だ。そんなことしたくはない。
入間「えっっっ！Aちゃんも人間なの…？！どうやってここに？」
Aが人間であると言うことを話せば、驚いた表情を見せる
A「私は仕事終わりにながらスマホで前見てなくて…いつの間にかここに来てた感じかなぁ。後は助けてもらって」
昨晩のことを伝え、年齢を問われ今年で19になる、と言うと年上だったことに驚いていた。
それから話の流れで一度サリバンから聞いた入間の事情も本人から教えてもらった。
その場で同情し肩をポンと叩く。それは辛かったな、と言う言葉を具現化し同情を表す。
A「これからは人間同士仲良く助け合お、分からない事の方が多いんだし」
入間「そうだね、改めてよろしく！A……さん？？」
年齢を気にしたのか名前の後にさん付けをされプッと吹き出す
A「やめてよ、一応同級生なんだからさっきから言ってるちゃん付けでよろしく」
他愛もない話をし理事長室へと到着する。
中へ入ると早速、先ほどの入学式から争いまでが校内新聞に取り上げられていたらしく一面に決め技の写真が載っている。
A「サラブレッド入間の大悪行……だってさ」
入間「ど、どうしようあんなひどいことしちゃって…あっ謝りに行かな…きゃ」
同時に部屋の扉がバァンと大きな音を立て開かれた。そこには医務室に運んだアスモデウスの姿があり、入間を見つけると目の前で膝をつく。
アズ「先の決闘…！あれだけ自分に有利な状況での敗北に、もはや文句の付け様もありません！」
決め技で頭を打って人格替わったのか、と言うほどに変わった彼を見る。悪魔の習わしによると敗者は勝者に服従するとのこと、性格の変わりように納得した
アズ「この身全てを捧げ入間様の学園統治に尽力致します！それと、Aすまなかったな医務室に運んでくれて助かった」
A「は…はぁ。まぁ私も助けてもらったし…？」
お互い様ってことで、とその場を収めた。
そして入間は、配下1名確保したのだった
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鈴(プロフ) - 推し尊い改めレイさん» 変換ミスされてました…すみません。ご指摘ありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします (2023年3月21日 15時) (
レス) id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます、これからも応援よろしくお願いします！ (2023年3月21日 15時) (レス) id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い改めレイ - 2．５話、『ダルタニアン』ではなく『ダンタリオン』ですよ!!!更新頑張ってください!!! (2023年3月21日 15時) (レス) @page5 id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月13日 20時) (レス) @page8 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴(レイ) | 作成日時：2023年3月10日 15時
