5話 ページ8
既に歩き始めていたアスモデウスは、代表を変更されると足を止める。
理事長の席を見ればカメラを持って待機する程の孫バカ具合にAはため息をこぼす。
A「あー…まぁ理事長の依怙贔屓だよ……カメラなんてもっちゃってるし。だから……まぁ…気にしない方が…」
アリス「あぁ……」
戻ってきたアスモデウスを見れば苛立ちからだらう、小さく震えている。
A「(まぁ、プライド高そうだしなぁこの人…この為に服とか新調してそうなタイプだし…)」
壇上を見るとそこには先程の写真通りの男の子が立っていた。微動だにしない様子に堂々としてるようにも見えるが明らかにノープランな様子だった。
入間「あべるはぅけ たうとぅだり いうさべべ」
この瞬間会場にいる悪魔全員が息を呑んだ。
──りすとぅる あぶるぜ すとぅまぬ あべるげ うる まほらば……つれざざ
全ていい終えると会場は一気に盛り上がる。
アリス「…禁忌呪文」
A「禁忌呪文…?あれが?」
入間を囲むよう現れた教師陣の中、ダリが1人近付き禁忌呪文について説明をする
ダリ「…禁忌呪文は噛んだり読み間違えただけで四肢が爆散するんだぞ!」
怒っているようにも見えるダリは瞬間親指を立てて賞賛している様子を見せる。一体あの壇上で何を話しているのか、想像はしたくない。
こうして入学式は終わりを告げる。
A「ねぇ…アスモデウス君?これからどこに向かうつもりなの?」
一緒に来てほしいと言われ大人しくついていくA、圧倒的に面倒なのに巻き込まれていた。
アリス「アズでいい。今からアレを確かめに行く。」
アレと指差された先に居るのは禁忌呪文を唱え一躍有名になっている入間だった。
A「アレ……ねぇ」
入間を呼び止めるアスモデウス、そのまま中庭に連れていかれるようついていくと大きな音と共に火球が入間を襲うが間一髪避けている。
アズ「私の名はアスモデウス。先の入学式で代表の挨拶をするはずだった者だ…」
A「あ、付き添いのAです〜…」
入間はというと座り込んでアスモデウスの言葉を聞いていた。
アズ「私は実に悔しい…!せっかく…せっかく今日のために制服も新調したというのに…!」
A「(あ、本当にする人なんだ…)」
アズ「晴れ舞台を汚された私には君が優秀な悪魔なのか確かめる権利がある!」
その言葉に待ってましたと出てきたギャラリー、アスモデウスVS入間の戦いが始まる
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鈴(プロフ) - 推し尊い改めレイさん» 変換ミスされてました…すみません。ご指摘ありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします (2023年3月21日 15時) (レス) id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます、これからも応援よろしくお願いします! (2023年3月21日 15時) (レス) id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い改めレイ - 2.5話、『ダルタニアン』ではなく『ダンタリオン』ですよ!!!更新頑張ってください!!! (2023年3月21日 15時) (レス) @page5 id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月13日 20時) (レス) @page8 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴(レイ) | 作成日時:2023年3月10日 15時