4話 ページ7
会場の中はガヤガヤとしている。
Aはそれを見るにここは悪魔が居ると言うだけの普通の学校なのだと理解する。
A「(とは言っても…ここまで死と隣り合わせの緊張感ある入学式…聞いた事ないけど…)」
司会「起立ー校歌斉唱」
司会の言葉に全員その場に立ち上がる。
と同時に今までろくに眠る事ができなかったAは身体の限界から、"あ、倒れた食われる死ぬ"と意識を手放しかけた所なかなか倒れない体に疑問を浮かべ目を開くと、腰を支えられていた。隣のピンクの高身長イケメンに。
??「平気か…?辛いなら医務室に行った方がいいんじゃないか?」
A「あ、ありがとうございます。緊張でしっかり眠れてなかっただけなので…平気ですよ。」
超ブラック企業だった、Aの会社は朝早く夜遅くが当たり前であり、睡眠は1日3時間程度取れれば良い方であった。
そのせいもあり目の下には常にクマがあり、それをAはメイクで隠していた。
小声で話していると名前をアスモデウス・アリスであると教えてもらえた。
そして校歌は終わり、全員その場に腰をかける。
司会「えー続いて理事長挨拶…」
その瞬間ザワザワし出す会場。
事前に会っているAは、そこまでざわつく程の人なのだろうかと困惑する。
サリバン「入間くーんおじいちゃんだよー!」
周りがどよめく。
それもそうで、Aと同じタイミングで魔界に来たのならば本当に急に孫が出来たことになる。
アリス「理事長に孫……?聞いたことあるか?」
耳打ちで男はAに聞く。
A「さ、さぁ…」
周りの反応など気にしないかのようにサリバンは孫自慢を始める。
ポスター
拡大写真にデカデカと載ったサリバンと隣に身長の小さな男の子。
───あの子が人間か
この紹介と理事長の孫と言う今後目立つことが予想される彼、全く知らずに探し回るよりは手間が省けA1人だけは写真配布に喜んでいた
サリバン「よし、言いたいこと言ったからおわり!」
司会「では続きまして…新入生代表挨拶」
その言葉のすぐ、隣のアスモデウスは立ち上がり一礼。新入生代表ということは主席なのだろう、気品ある一礼に納得せざるを得ない。
司会「新入生代表アスモデウス君……
に変わりまして特待生 入間君、登壇してください」
A「(理事長孫、特待生なんかい)」
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鈴(プロフ) - 推し尊い改めレイさん» 変換ミスされてました…すみません。ご指摘ありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします (2023年3月21日 15時) (レス) id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます、これからも応援よろしくお願いします! (2023年3月21日 15時) (レス) id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い改めレイ - 2.5話、『ダルタニアン』ではなく『ダンタリオン』ですよ!!!更新頑張ってください!!! (2023年3月21日 15時) (レス) @page5 id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月13日 20時) (レス) @page8 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴(レイ) | 作成日時:2023年3月10日 15時