2.5話 ページ5
だんたりおん・ダリはAの学校へ行きたいという話を聞いた。
そもそも自身が人間であると明かした彼女に悪魔界の学校生活や交友関係を築くなんてこと、できるとは思えない。
というのは彼お得意の建前であり、心配というものでは無く自分のモノが盗られる事が許せないのである。
━━━いつもの目覚まし時計の音で目が覚める。
きっと寝れなかったのであろうベッドの上に腰掛けているAを見て、匂いと共にあの夜のことを思い出す。
甘ったるい血液、ひと舐めで気を失いかけるほど
できるならば骨の髄までしゃぶりついてみたい
ダリ「(とはいっても…この子はバビルスの宝になる存在…迂闊に手は出せないか……)」
悪魔学校バビルスには伝統ある口上、信念が存在する。
『我らが愛しき学仔(まなご)たちを守るが至上 命の盟約 宝を狙う敵には凄惨たる”教育”を』
加えて彼女は人間、悪魔よりも弱い立場である以上守らねばならない存在。
何よりも自分のモノに傷をつけたくはない。
A「だーー！！ちょっと待ってくださいダリさん！！！！！まだ食われたくないです！！！」
Aの言葉にハッとする。
無意識に彼女の目の前まで来ていた事、これ以上行くと歯止めが効かなくなる。
ダリ「冗談のつもりだったんだけど……それとも…」
意識すれば匂いが鼻に刺さる。
首元に顔を近付けると身震いしてしまうほどの香りに、そのまま齧り付いてしまおうかと
ダリ「なんてね〜………」
━━━━あぁ、やはり君は弱すぎる
だから
ダリ「(僕は…君の守人にならなきゃね)」
自分の準備をと距離を取る。
そそくさと顔を洗いに逃げるAを見、制服を渡しそれに着替えるようにという
今日はバビルスの入学式
幸か不幸か絶妙なタイミングでの入校希望、学校へ着いてから説明となると時間がかかるだろうと夜事前に連絡はしておいた。
準備が終わったのであろうAをみると、自分の認識阻害メガネを彼女にかける。
外へ出ると羽をのばし夜同様に、抱き抱える
A「ま、またコレでsいぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー！！！！！」
ダリ「その方が、見られずより早く着くし…他の奴らからも目立ちにくいからねお姫様？」
こうしてバビルスへと向かう二人だった。
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鈴(プロフ) - 推し尊い改めレイさん» 変換ミスされてました…すみません。ご指摘ありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします (2023年3月21日 15時) (
レス) id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます、これからも応援よろしくお願いします！ (2023年3月21日 15時) (レス) id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い改めレイ - 2．５話、『ダルタニアン』ではなく『ダンタリオン』ですよ!!!更新頑張ってください!!! (2023年3月21日 15時) (レス) @page5 id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月13日 20時) (レス) @page8 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴(レイ) | 作成日時：2023年3月10日 15時
