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8話 ページ11

入間が配下を確保し、3人は帰宅のため学校を出る。

帰る家など無いAはどうしたら自然に帰れるものかとバクバク緊張させながら考えていた。


すると後ろから肩を叩かれる


ダリ「Aさんちょっといいかな??」



聞きなれないさん付けの呼び方に驚きつつも、振り返ると見知った人でホッとし、2人に別れを告げダリの横につき歩く。


外に出、朝とは違いゆっくりと飛んでいるととても気持ちのいい風が肌に当たる



ダリ「今からまた教師寮に戻って、空きの部屋を用意できたからそこをAちゃんの部屋にするようになるんだけど…いいかな?」


同じ空間でも部屋ごとに分かれており、そして自分のスペースを確保できると知り心から安堵する。



A「何から何まで有難うございます」



ダリ「いーえー、本当は隣の空き部屋を使えってうるさいのがいたんだけど…Aちゃん人間だし、何かあったらいけないからね?」



そういうと頭に手を置かれる。
その手はとても温かく悪魔もちゃんと人なのだと安心し、そのまま胸の中で目を閉じ意識を手放し眠りについた。



ダリ「そう言うところが……危ないんだけどなぁ…」


その言葉は風に流されるよう寂しく消えて行く。

ゆっくりとした飛行も寮に着けばそれは終わり、部屋に着くとAの部屋に用意されているベッドへと寝かす。


朝同様に、首元を匂うと理事長から貰っている香水のせいかあの匂いは少しほどしか感じず、ほのかに香る程度であった。


ダリ「明日は使い魔召喚か…」


スヤスヤ小さく寝息を立てるAの頬を指先で撫でる
平均より細い身体に目の下に広がる隈

一体どのような生活をすればこの体になってしまうのか、それほどに人間の世界は厳しいものなのか、それとも彼女がそれを引き寄せているのか、ダリには分からない。




━━現在時刻6時6分


眩しい日差しに目が覚める。


A「やば……!始発!!!!って……違う違う」


起き上がると久しぶりにスッキリしており、制服に着替える。
人の気配は全くしない。

テーブルを見るとそこには朝ごはんが用意されており、その横には置き手紙もあった
先に行くという事と朝ごはんは食べてゆっくり学校においでというような内容で自然と笑みを浮かべる。


A「あ、美味しいんだ」


朝にしては量が多いご飯をなんとか平らげ隣に置いてある鍵をもち部屋を出た


今日から本格的な学校生活が始まる。
少し楽しみかもしれないと胸を躍らせ校門を潜った。

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(プロフ) - 推し尊い改めレイさん» 変換ミスされてました…すみません。ご指摘ありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします (2023年3月21日 15時) (レス) id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます、これからも応援よろしくお願いします! (2023年3月21日 15時) (レス) id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い改めレイ - 2.5話、『ダルタニアン』ではなく『ダンタリオン』ですよ!!!更新頑張ってください!!! (2023年3月21日 15時) (レス) @page5 id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月13日 20時) (レス) @page8 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴(レイ) | 作成日時:2023年3月10日 15時

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