0.5話 ページ2
寝付く事が出来ずにいる彼、悪魔学校バビルス教師ダンタリオン・ダリは気分転換に空を飛んでいた。
ダリ「まぁこんな時間に出歩く生徒もいないか…ん…?この匂い……」
風に乗り鼻に微かに刺さる匂い、とても食欲のようなものを刺激されら感覚
━━欲しい
悪魔は欲に忠実、一度でも欲して仕舞えば最後…それを果てまで追いかける。
匂いの先には人が座り込んでいた。
なるべく穏便な態度で話しかけると、途方に暮れていたと話す彼女。
ダリ「……君から美味しそうな匂いがしてつい」
??「…訳ないじゃないですか、人間ですよ??………………」
ダリ「(人間……?人間にんげん…ニンゲン?!)」
どこかで聞いた、人間は美味いと…我ら悪魔の食い物だと言う事を。しかしそれは空想上の生き物であると言うことも。
人間であるとカミングアウトされ何かをつらつらと言っている彼女の言葉など耳に入る訳もなく、考えるより先に彼女を抱え、飛び立っていた。
そして降りた先は自身の教師寮。
あまりにも速度が出ていたからか彼女は腕の中で気を失っておりなんの問題もなく部屋へと入れることができた。
ダリ「勢いで連れて帰ったのは良いけど…アウトだろ……いやでも保護したと言うことにすれば…」
ベッドにおろし、彼女の首元に小さく傷をつけると小さく垂れる血を指で掬う。そしてそれをなんの迷いもなく口へ
ダリ「ッッ〜…!あっっま…はは、…この甘ったるい感じ。最高かよ……」
急ぎ洗面台へとかけ、鏡を覗くと真っ赤に染まった頬に垂れ流れた唾液、上下に揺れる肩、我ながら気持ち悪さに失笑し取り敢えずの応急処置で両鼻に簡易的な鼻栓をする。
??「何処ここ……なに見知らぬ天井……???」
ダリ「あ、起きた?(こんな珍しいもん、そばに置いておかなきゃ損だよね)」
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鈴(プロフ) - 推し尊い改めレイさん» 変換ミスされてました…すみません。ご指摘ありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします (2023年3月21日 15時) (レス) id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます、これからも応援よろしくお願いします! (2023年3月21日 15時) (レス) id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い改めレイ - 2.5話、『ダルタニアン』ではなく『ダンタリオン』ですよ!!!更新頑張ってください!!! (2023年3月21日 15時) (レス) @page5 id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月13日 20時) (レス) @page8 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴(レイ) | 作成日時:2023年3月10日 15時