63.ØMI said ページ17
あれから3年の月日が流れて
ルナが20歳の誕生日を迎えたその日、
「「結婚おめでとう!!!」」
2人は結婚した。。
小さなチャペルで内輪だけの結婚式....
いろんな人に盛大に祝ってもらうのもいいが
ルナを知ってる人は限られているし
壱馬は超有名人な訳で。。。
2人で相談して決めたらしい。
目の前に海が広がる小さなチャペルは
2人にお似合いだった。
雲1つない晴れ渡った青空は
2人を祝うかのように澄み切っていた。。
「ルナもついに結婚か....
俺、柚月が結婚とかになったら
号泣してると思う。。。」
「やめてよ!パパ...
恥ずかしい////」
直人さんと柚葉さんの長女は柚月ちゃん。
柚葉さんが直人さんと出会えたのは瑞稀ちゃんと
ルナ(月)のおかげだからと言って名付けてくれた。
“瑞稀のずきと柚でゆずきがいいなって思って
どうせならルナも入れようと思って
漢字は月にして柚月!いい感じじゃない?”
“それだとゆづきになって私なくなってない!?”
“あっ、、、まぁ細かい事はいいじゃんw”
なんて2人で話してたw
柚葉さんらしいww
式も無事終わり2人は新婚旅行へ・・・
俺は1人、月見ヶ丘に来ていた...
「今日も綺麗な満月だな。。。
なぁ、A、
ルナもついに結婚したよ...
相手の壱馬は俺の後輩で
すっごくいいヤツだから
ルナを大事にしてくれるはずだ。。。
俺もさぁ、
大事にしてくれてるヤツがいるんだ。。
ずっと俺を支えてくれてるヤツが。。
生涯お前だけを愛する、
お前だけしか愛せないと思ってたけど...
アイツに応えようと思ってるんだ。。。
A、賛成してくれるかな?」
その時、温かい風が吹き
俺の頬を撫でてくれた気がした...
まるでAが微笑んでくれてるようだった。
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作者名:アン | 作成日時:2024年1月11日 17時