59.KAZUMA side ページ12
今日は久しぶりに臣さんちに行く
デビュー当時はよく呼んでもらっていたが
いつからかまったく呼ばれなくなった...
やっぱりお母さんを臣さんちに呼んだのが
いけなかったのかな....
母がお礼を言いたいって事で許可をもらって
呼んだがあの時の臣さん、
困惑してたもんな。。。
そんな事を思いながらインターフォンを押す
出てきたのはルナちゃんだった。。。
「壱馬くん、いらっしゃ〜い！」
まるで自分の家かのようにリビングに案内された...
ぱぱ？？？
聞き間違いではなければ“ぱぱ”って言った！？
「冷蔵庫になければそこの棚にあるよ」
パパと言われて答えたのは臣さん....
俺は思い切って岩さんに聞いてみた。。
「今、ルナちゃん、、、、
臣さんの事パパって言いました？？」
「あれ？臣さんから聞いてないの？？」
「今日、家に呼ばれただけなので...
ルナちゃんがいた事にも
びっくりしたんですけど。。。」
「自己紹介がまだだったな
ルナ、壱馬にちゃんと挨拶しなさい」
臣さんが最後に取り皿を置いて席に着いた
「登坂ルナです！
登坂広臣の隠し子をしております エヘッ」
か、隠し子！？
「臣さん、結婚してたんですか？」
「いいや、ルナは俺と今はこの世にいない
俺が愛してやまない人の間に
出来た子なんだよ」
臣さんは切なそうにルナちゃんの頭を撫でた
「そうなんですね.....」
臣さんの表情からいかに愛しい人だったのか
ひしひしと伝わってきた...
「まぁそういう訳だから、
誰にも言うなよ〜w」
「も、もちろんです！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アン | 作成日時：2024年1月11日 17時
