49.ØMI said ページ2
「おはようございます...」
「おはよ・・・」
まさか岩ちゃんとこんな関係になるとは
思ってもみなかった...
「まさか後悔してます?
俺は嬉しいですよ
俺の想いを打ち明けたら
最悪もう顔も見たくない、
会ってもくれないかもしれないって
思ってましたから....
臣さんとこうして一緒に朝を迎えられて
最高に幸せです」
「最高に幸せって大袈裟すぎない?w」
「恋人にしてとは言いません
でもたまに一緒に朝を迎えてくれませんか?」
まったく子犬とはよく言ったものだ
寝起きのうるうるした目で言われたら
否定なんて出来ない...
「岩ちゃん、、、お前にハマりそう」
「じゃあハマってる間は剛典って呼んで下さい」
「剛典....」
俺から剛典にキスをした
あれから家には帰るが忙しいのを理由に
ルナとあまり会っていない
2人には気まずい雰囲気が流れていた
「登坂くん!」
事務所にいる時、
数々のプロデュースをしている人に
呼び止められた。
「ご無沙汰しております」
「アイの事は大変だったね
アイのデビュー曲として作った曲だが、
とてもいい曲なので
他の誰かに歌ってもらおうと思うんだよ」
「そうですね!
このままお蔵入りされるよりはいいですね」
「それで誰がいいかと思ったんだが...
この前、登坂くんが聞かせてくれたテープ
あっただろ?
そのテープの子がよかったんじゃないかと
思ってな!!」
「え???」
「ほら、君のグループの曲
空に住むを歌ってた子だよ!!」
あの日、ルナの本気の歌声を録音して
何人かのプロデューサーに聴かせていた。
「もう一度、プロデュースしてみないか?」
79人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アン | 作成日時:2024年1月11日 17時