7.ØMI said ページ8
あの子が隆二の知り合い！？
しかもご主人様ってなんだ！？！？
頭が少しパニックになった
隆二に聞きたいが
何をどう聞けば良いのかわからなくて
そのまま準備に向かった。
でも、昨日の夜と何か雰囲気が違う...
昨日は神秘的なミステリアスな
感じだったのに。
それとも俺が見たのは
本当に見えてはいけないものだったのか！？
生き霊的な。。。
メンバーにつられて自分も準備に向かったが
パフォーマーからだと言われて
手持ち無沙汰になった俺は部屋に戻る事にした
部屋に行く途中、
隆二の話し声が聞こえてきた。
どうやらさっきの子と話してるようだ
『もうあれから何年経つんだろ...』
「A、何で急にいなくなったの？」
『急じゃないでしょ！
ちゃんと手紙書いてたでしょ！』
「手紙って
“今までありがとう
隆二なら絶対なれるよ”
ってだけだったじゃん
その後携帯も繋がらないし
マジで探したんだからね！！」
『よく覚えてるねw 手紙の内容ww
でもそうなの？
それはごめんね。。
後で連絡するつもりだったんだけど
川に落としちゃって...』
「川ってどこの川？」
『フランス...』
「え！？フランス！？？」
『私、隆二を見て思ったんだよね
夢があるっていいなぁって
当時の私は
夢もなくただ生きてるってだけだった
でも夢に直向きに頑張ってる隆二をみて
私も何かをしたくなったの...
そんな事を思ってる時に
働いていたBARのオーナーが
バーテンダーの勉強をしに
フランスに行かないか？
って誘ってくれたの
ちょっと興味あったから二つ返事で
“やる！”って言ったら
あっという間に当日になっちゃって...
隆二はオーデションの途中だったから
取り敢えず手紙を書いて家をでた
落ち着いたら携帯から連絡しようと
思ったんだけど...
着いたその日に川の奥底だよw
まぁそれでやるしかない！ってなって
必死に出来たんだけどねww』
俺は盗み聞きはよくないとわかっていても
楽しそうに話してる2人から離れられずにいた
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作者名：アン | 作成日時：2023年12月28日 23時
