46.ØMI said ページ48
玄関を飛び出し
マンションからも飛び出して
俺は呆然と立っていた。。。
「臣さん、何してるんですか？
入りますよ！！」
「、、、岩ちゃん...？」
岩ちゃんに引っ張られてマンションの中へ...
「あんなところに立ってたら
登坂広臣がここに住んでます！って
道行く人に言ってるのと同じですよ！！」
「ごめん....」
「何かあったんですか？
とりあえず家に帰りましょう。。」
「岩ちゃんちに、岩ちゃんちに行ってもいい？」
「.....いいですよ」
岩ちゃんと同じマンションでよかった。。
今は家に帰れない
ルナと合わす顔がない....
「何か飲みます？？」
そう言って冷蔵庫を開ける岩ちゃん。
缶ビールを取り出したので
「酒はいい、
お水もらえるかな？」
当分お酒は飲めないな...
「はい、どうぞ」
「ありがとう。。。」
ヒンヤリと冷たい水が頭を冷静にしてくれた
、、、、俺は実の娘に....
岩ちゃんが心配そうにこちらを見ていた。。
「何があったかは無理には聞きません。
でも俺に出来る事があれば言ってください
誰かに悩みを話すだけでもスッキリしますよ」
「はぁ、岩ちゃんってほんとイケメンだよね」
「誰が言ってるんですか！？w
臣さんはいつだってイケメンですよ」
「岩ちゃん、
俺、ルナにAに合わす顔がない。。。
大きくなるにつれて
ルナは益々Aに似てるんだよ」
俺は今日の出来事を岩ちゃんに相談した。。
「俺は実の娘を、
自分の娘を....」
涙が溢れた
でも俺が泣いてはいけない
ルナはもっと怖い思いをしたんだ
自分の父親に....
自分の愚かな行為に身震いがした
「臣さん....」
岩ちゃんがそっと抱きしめてくれた
その温もりがあたたかく俺は目を閉じた
岩ちゃんは黙って俺の背中をトントンしてくれた
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作者名：アン | 作成日時：2023年12月28日 23時
