4.ØMI said ページ5
朝日と共に撮るため夜明け前に集合する
みんな眠たそうな顔をしていた
俺は昨日(と言っても数時間前だが)の
出来事が頭から離れず寝れないままでいた
天候にも恵まれて
撮影はスムーズに終わった
「一旦朝食などを取っていただいて
その後それぞれお一人ずつ
撮影させていただきたいと思います」
ペンションに戻るとテーブルに朝食が
用意されていた
「うまそぉー」
「皆様お疲れ様です^^
お飲み物をご用意しますので
何になさいますか？」
奥さんがオーダーを取り旦那さんが作る
「いただきます。。。」
キッチンに旦那さん、フロアには奥さん
あとはうちのスタッフ達
他には誰もいない。。。
昨日の彼女は？？？
俺は食後のデザートを持ってきた奥さんに
聞いてみた...
「ここはご夫婦2人だけですか？」
「はい、見ての通り小さなペンションなので
2人で十分やっていけます^^」
「昨日泊まったのって俺達だけですよね？」
「臣？どうしたの？？」
直人さんが不思議そうに聞いてきた
「昨日、言ってた丘に行ったんですが
そこで女の人に出会って...」
「えっ！？
あの丘は土砂崩れなどで
今はうちの裏口からしか行けません。
なのでここにいる人以外の外部の人が
昨日の夜に行く事なんて....」
「何々？？
臣、まさか見えてはいけないものが
見えてしまった！？」
え！？そうなのか？？
でもそう言われたら納得しそうな程
吸い込まれるような綺麗な人だった。。。
「やめて下さいよ！！
私そういうの苦手なんですから；」
奥さんが涙目になりながら叫んだ
他のメンバーも俺たちの話を聞いていた
「ちょ、待って
俺も無理やわ。。。
臣ちゃん朝から冗談キツいって〜」
健二郎くんはこういう話、苦手なんだw
「何叫んでるんだよ...」
旦那さんが奥さんの頭をポンポンする
仲の良い夫婦だな
「だって、登坂さんが昨日
月見ヶ丘で女の人を見たって言うから...」
「え？彼女を見たんですか？？」
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作者名：アン | 作成日時：2023年12月28日 23時
