36.ØMI said ページ37
「どうぞ」
「お邪魔します...」
「じゃあ、瑞稀
私は帰るよ！」
「うん、ありがと柚葉！！」
柚葉と呼ばれたその子は帰っていった。。
あれ！？あの子が母親じゃないの！？
よく見ると瑞稀さんの家は
赤ちゃんグッズがいっぱいあった
「そういえばこの子の名前は
なんて言うんですか？」
抱っこされて嬉しそうに俺の顔を叩いてる
このお姫様の名前をまだ聞いてなかった...
「ルナ....」
「・・・ルナ...」
「2人が初めて会ったのは月の下だった
月の光に照らされた彼に一瞬に恋に落ちた...
って
聞きました。」
....ききました？
ルナの顔をよく見ると
目の下に小さなホクロを見つけた
「ルナはAさんが産んだ子です...」
「え！？」
「あなたがピアスの片方の人なら
ルナはAさんと登坂さん、
あなたの子供です。」
「Aはなんで何も言わずに....」
「Aさんは定期検診で妊娠がわかりました。
妊娠を知った時は真っ先に産みたい！
って思ったそうです...
でも病気の事、
母親になるという事、
家族を持つという事、
彼女には不安材料が多過ぎた...
それにあなたにも
負担になるのではないかと...
しかし彼女は賭けたのです
自分の元に来てくれた小さな命を
無下に出来なかった。
だから私はAさんに何かあったら
私が育てるって彼女に言ったんです
私はAさんと約束しました
この子を立派に育てるって」
いつの間にかルナは俺の腕の中で眠っていた
「ルナ...俺の子。。」
「動画を投稿する事によって
父親が見つかるかもしれないと
思ってはいました。
まさか登坂さんだなんて...」
「瑞稀さん、
ルナが俺とAの子なら
一緒に暮らしたい...」
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作者名：アン | 作成日時：2023年12月28日 23時
