33.ØMI said ページ34
「A....？」
Aの歌声は聴いた事が1度だけあった
透き通った声をしてるAは
歌声もキレイだった
アーティストになったら
すぐにファンが出来るだろう
俺がプロデュースしたいぐらいだった
「見せて！！」
「臣、他人の空似って事も...」
直人さんはそう言ったが間違いなくAだ！
「やっと見つけた。。。」
「臣...それは俺もA本人だと思う」
隆二が悲しい顔をしていた...
「でもAであってほしいという気持ちと
Aではないでほしいっていう気持ちが
ごちゃ混ぜになってる。。。」
隆二の目から涙が落ちた。。
「隆二！？」
「臣、下に書いてる文字を読んでほしい」
直人さんに言われて読む...
「Aは俺の事、愛してくれてたんだな...」
「臣？これがAだと信じるの？
この世を去ったって書いてるんだよ！！」
「、、、わかってたから、
Aはもういないって。。。」
病気の事は隆二に言うなって言われたけど
もういいだろう。。。
「Aは俺と会った時、
病気の体だったんだ...」
「なんで...なんで言わなかったんだよ！！！」
「隆二、落ち着け！！」
俺に襲いかかろうとした隆二を
直人さんが止めてくれた。。
俺は全てを話した。
最近みたAが出てきた夢の話も。。
「何で俺には言ってくれないんだよ...」
「隆二、Aにとってお前は
“特別な存在”なんだよ。
救ってくれた恩人だって言ってた
だからAはお前には
笑ってる姿だけを見せたかったんだ」
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作者名：アン | 作成日時：2023年12月28日 23時
