30.ØMI said ページ31
それから数日経って
やっとHIROさんから連絡がきて
急だが明日会う事になった
俺はすぐにAにメッセージを送ったが...
既読にならない？？
仕事が終わり次第急いで帰った。。
「A！！！」
家には誰もいなかった．．．
隆二に連絡を入れても知らないという
今日は病院の日だ
病院で何か言われたのか！？
病院に問い合わせたが個人情報は
言えないという。。
どういうことだ！？
どこに行ったんだよ？？？
3日経ってもAは帰ってこなかった。。。
表立った行動はよくないからと
マネージャーが俺のかわりに
捜索願いを出してくれた
1週間経っても、
Aは帰ってこなかった。。。。
まさかもうこの世にいない...
なんて事ないよな...
「臣、大丈夫か？？」
隆二が静かに声をかけてくれた
周りを見るとみんな心配そうだった
「何で何も言わずにいなくなるんだ..」
慰めなんかいらない。。。
俺は家に帰りAが出たMVを見ながら
泣いた。。。
「A。。。」
Aがいなくなってから
1年が経とうとしていた頃....
Aの夢を見た
「A！！
お前、今までどこにいたんだよ！！
どんなに探した事か....」
Aは俺にそっとキスをした
俺はAをギュッと抱きしめる...
その時に背中に回した腕に触れたのは
真っ白な翼だった
あのアルテミス像のような...
「え！？」
思わず離してしまったら
翼がバサっと開きAは飛び上がった
「どこ行くんだよ...
帰ってきてくれよ...
俺の側にいてくれよ！！！」
『いつでもあなたの側にいる』
そう言って空の彼方に飛んで行ってしまった。。。
そこで目が覚めた
涙が次から次へと絶え間なく溢れてきた
「お前は行ってしまったんだな。。。」
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作者名：アン | 作成日時：2023年12月28日 23時
