21 ページ22
臣に知られてしまった。。。
「ごめん...」
そう言って眠ってしまった臣
そうだよね...
こんないつ死ぬかわからない女、嫌だよね
謝んないで、誰だって嫌だよ
恋人はいらないと言った私に
いつも愛を囁いてくれた臣
感謝してる
最後に激しく抱いてくれてよかったよ！
臣との事は一生忘れない
私は眠っている臣にそっとキスをして
起き上がった
『今までごめんね...』
そう言ってベットから出た...
「どこ行くの？」
『おきてたの？？...』
びっくりして立ち止まっていると
臣が腕を掴んで聞いてきた
「ねぇ、どこに行こうとしてた？」
『もうここには居られないでしょ
私の事、嫌になったでしょ...』
すると臣は掴んでいた私の腕を引っ張り
抱きしめた
「どこにもいかさないよ！」
『おみ....』
「A、登坂の墓に入ればいい」
『え？？』
「看護師さんに聞いてたろ？
死んだらどうなるのかって
俺と一緒に登坂の墓に入って！」
『それって...』
「Aがいつ死ぬのかって知らない..
でもそんなの誰だってわかんないんだよ！
もしかしたら今から隕石が降ってきて
地球上の全ての生物が死に至るかもしれない
元気そうにしてた人が急になくなったり
100歳を超えても
まだまだ元気なおばあちゃんがいたり
人間の死なんていつ訪れるかわかんないんだよ
でも誰にでも必ずやってくるのが死だ。
俺はずっとAの側で眠りたい
どっちが先かはわからないけど
2人とも眠りについた時
向こうですぐに会えるように」
臣の言葉に涙が止まらなかった...
「だから、A
俺と・・・」
私は臣の口を塞いだ
『ちょっと待って
臣に話したい事がある...
ううん、話さなければならない事
それを聞いてから今の続きを言うか考えて..』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アン | 作成日時：2023年12月28日 23時
