19.ØMI said ページ20
「A...好きだよ」
『お...み.....』
何度体を重ねても
Aの中にある
“特別な存在”の隆二が頭から離れない
なぁ、俺もおまえの“特別な存在”になりたい
そういえば隆二は笑顔にしてくれたって
言ってたよな....
「あの笑顔に敵う気がしねぇ...」
寝てるAの頭にそっとキスをして
俺も眠りについた。。
今日は思った以上に仕事が進み
早く帰れる事となった
「ただいま....」
家には誰もいなかった
まだ昼間な時間、買い物にでも行ってるのかな...
そう思ってくつろいでいると
電話がなった...
相手は母親だった
どうやらばぁちゃんが入院したらしい
道で転んだだけで大した怪我はないが
念の為、検査入院する事になった
ちょうど今は暇してたところ
俺はすぐにお見舞いに向かった。。
「ばぁちゃん大丈夫！？」
「何のこれしき！！
みんなが大袈裟なだけじゃよw」
思った以上に元気なばぁちゃんに安心した
病室を出てトイレに向かう...
あれ！？トイレどっちだ？
少し彷徨っていたら
聞き慣れた声が聞こえてきた
『瑞稀ちゃん、聞きたい事があるの』
A？？
瑞稀ちゃんと呼ばれた女性は看護師さんだった
「どうされました？」
『私が死んだら遺体ってどうなるの？』
え？？？
『私って身内がいなくて
誰も引き取る人がいないのよ...
そうなったら病院に迷惑じゃないかなって』
「何言ってるんですか！！！
そんな事考えないでください！！
今まさにこの時でも医療は進化してるんです
生きる事を諦めないで下さい！！」
『諦めてるわけじゃないよ...
医師(せんせい)も瑞稀ちゃんも
みんな優しいから迷惑になりたくないのよ』
2人はまだ何かを話してるが
何も耳に入らなくなっていた。。
Aが．．．．．．．．．！？
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作者名：アン | 作成日時：2023年12月28日 23時
