under the moonlight (ページ17)

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16.ØMI said ページ17

今日は急に休みになったから

Aに電話をかけた

だが、出たのは隆二...

どういう事だ！？

昨日は隆二とメシ...

そのまま朝まで隆二と

一緒にいたという事か・・・

しかも“ 隆二のせいで起きれない”だと！？

男と女が朝まで一緒にいて...

もうそうとでしか考えようがなかった。。

隆二は俺たちが付き合ってるのを

知ってるのに！？

はぁ....

その時Aから電話がかかってきた

『話があるの...

　今日の予定は？』

何だろう...

やっぱり隆二がいいとか言われるのかな

元々一緒に住んでたんだ、、

2人は経験済みだろうな

俺の方がお邪魔虫なのか...

『わざわざお休みの日にごめんね』

そう言ってやってきた彼女は

トムフォードの香水の香りを漂わせていた。。

それが隆二による牽制にしか感じ得れなかった

「A、隆二と朝までいたの？」

『昨日、隆二の家で飲んでて眠たくなったから

　そのまま寝ちゃった』

「隆二とネタの？」

『臣、隆二が言ってただんだけど、

　私たちって付き合ってるの？』

「え？？」

『付き合ってって言われてないから

　そのままで来たけど、

　臣が私の事を恋人だと思ってるのなら

　それはごめん。。。』

「Aは俺のこと好きじゃないの？」

『好きだよ』

「だったら、、、俺も好きだよ！！

　好き同士なら...」

『隆二も好きだよ』

「はぁ？？」

『私には愛情はわからない...

　好きか嫌いか・・・それで判断する

　嫌いじゃないから好き

　それは臣にも隆二にも言える事

　それに私には恋人はいらない。』

「いらないって...」

『恋人の次は夫婦？

　私は家族なんてものいらないの

　家族をいらない人が恋人を作ったって

　相手に失礼でしょ

　だからそもそも恋人を作らないの

　それでも臣と関係を持ったのは臣が好きだから

　臣が恋人以外と関係を持つのが嫌だというなら

　私はもう臣とは会わない

　今日でサヨナラをするわ...』

俺はAを抱きしめた

「嫌だ、離れるなんて嫌だ」