under the moonlight (ページ14)

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13.ØMI said ページ14

やっとMVが完成した

最後のシーン

仮面を外した彼女にそっと口づけをしたシーン

お互いの唇が触れ合う瞬間のアップが使われた

目が見えていないので彼女の顔はわからない

そして最後に彼女の頬を伝った涙が

撮られていた

儚くて切ない情景が見事に映し出されていた

俺はAを自宅に呼び出した

「乾杯」

『なかなか美味しいワインね』

「Aはバーテンダーらしいね

　Aの口に合ってよかった」

『詳しいだけでこだわりはないから

　そんなに気を使わなくてもいいわよ』

ふふと笑って彼女はグラスに口をつけた

「さて、それじゃあそろそろ見ますか」

『・・・・』

「どう？」

『、、、ぐすっ

　まるで映画を見てるみたい』

涙を流しながら称賛してくれた

俺は親指でAの涙を拭った

「Aのお陰だよ

　ありがとう...」

『あなただから出来たのよ』

「A....キスしていい？」

『いいわよ....』

俺はそっとキスをした。。。

始めは優しく...

「A好きだよ」

『おみ、、、』

段々激しく....

「ベットに連れてってもいい？」

Aはコクンと頷いた。。。

その日から何度も体を重ねた

俺は充実した日々を送っていた....

そしていよいよ俺のMVが世間に解禁する日

反応は凄まじかった

内容を褒めてくれるのが大半だったが

一部でAの正体を

探ろうとしているヤツもいた

今日もベットの中

「周りの反応は何か変わった事あった？」

『あれで私ってわかる人いないと思う』

「そっか、、、

　Aに変わりがないならよかった」

『臣は何か疲れてる？』

「大丈夫だよ

　まぁ言いたいヤツには

　言わせとけばいいやって思ってるから」

『そう、無理しないでね』

「俺にはAがいるから大丈夫

　、、なぁ...もう1回シよ」

『ふふ、全然大丈夫みたいねw』