starlight (ページ39)

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38.RYUJI side ページ39

『だから愛してください^^』

「・・・愛しています」

『えっ？もう？？w

　ありがとうございます！！

　今市さんなら沢山の愛で

　この子を大事に育ててくれそうです^^』

愛しています、あなたを...

家に帰りさっき買ったラベンダーを見る

どんなに君を想っても叶う事のない恋

君を愛する代わりにおまえを愛するよ

おまえは唯一の繋がりだから....

ラベンダーを買った時

この事は

誰にも言わないで欲しいと頼んだ。

臣にも。。。

彼女には男らしくないからと

男のプライド的な感じで言ったのに

実際は俺と彼女の繋がりを

知られたくないだけだった。。。

「だっせぇ....」

「今市くん、切ない恋してる？？」

「え？？」

「いやぁー、

　歌詞からなんか伝わってくるというか、、」

ソロツアーに向けての楽曲作り

携わってるスタッフの人に言われた。。。

ラベンダーを見ながら考えてただけなのに、、、

そういう風に感じられる

歌詞になってたみたい。。。

家に帰ればまずラベンダーに話しかけた

「ただいま^^」

ふとした時にラベンダーを見る事が

習慣になっていた・・・

「おまえは香りだけじゃなくて

　今では存在自体が俺の癒しになってるよ」

独身の成人男性が

花に向かって話しかけてるなんて

「俺ってヤバくないか！？ww」

そんな自虐的なツッコミを自分にしながら

今日も眺める・・・

ん！？

なんか元気なくないか？？

「マジか！？、、、」

Purururu....

　『はい、もしもし・・・』

　「あ！Aちゃん！？」

ラベンダーを買った時に何かあったらと

Aちゃんが教えてくれていた番号にかける。

　『どうかされましたか？？』

　「じつは....」

俺は今のラベンダーの状態を説明した

　『それなら大丈夫ですよ』

　「ありがとう！やってみるよ！！」

一通り手入れの仕方を聞いた後、

まだ話していたいがそうにはいかないと思い

電話を切ろうとした時

　『あの、、、まだお時間がよければ

　このまま電話しててもいいですか？？』

彼女がそう言った