starlight (ページ37)

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36.RYUJI side ページ37

『いらっしゃいませ^^』

ついに店まで来てしまった。。

マスクにバケハを深くまで被っているので

バレてはいないみたいだな...

お店の中を一通り見渡して

あの日の匂い袋を探す。。

好きになった子が臣の彼女だと知った日

この恋は封印すると決めた

まさに【Best Friend girl】だな。。。

臣を裏切れない

臣とは争いたくない

俺さえ俺のこの気持ちさえ表に出さなければ

今まで通り何も変わらない

でも、思うだけなら自由だろ？

ジョギングのコースを

公園周りから近所周りに変えた

毎回それらしきお店の前を通るが

いつも男の定員さんで彼女を見た事がなかった

今日もいなければ諦めようと思ってたんだ。。。

そんな日に君は、、、

「いた。。。」

気が付いたら足が向かっていて

お店の中に入っていた

「あの〜、、、これ・・・」

中々見当たらないので彼女に声をかけた

貰った時からずっと肌身離さず持ち歩いていた

御守りみたいな存在になっていたソレを差し出す

『はい！

　何かお探しですか？

　・・・今市さん？？？』

「バレちゃいました？エヘッ」

『声ですぐわかりましたよ！！

　これって、、、、』

「Aちゃんに貰った物です^^」

『あの時の・・・

　あの公園にいたの

　今市さんだったんですか？？』

「俺はあの時これに救われたんです」

『えっ？』

「中々思うようにいかなくて

　どうしようもなくなっていた時に

　君に出会って君の言葉とこの匂い袋が

　俺を救ってくれた！

　もう一度会えたらずっとお礼が言いたいって

　思ってたんだ！

　Aちゃん、ありがとう^^」

『そんな、お礼なんて、、、

　はぁーでもよかったです！！

　余計なお節介だったかなって、、、』

「そんな事ない！」

思わず叫んでしまっていた///