33.RYUJI side ページ34
「シャワー使いまーす」
臣とAちゃんは仲良く帰って行った。。。
オレはシャワー室に入る。
「はぁ.......」
あんなに会いたくて会いたくて
仕方なかった彼女が
まさか臣の彼女だったなんて・・・
運命はあまりにも残酷だ。。。
「今市、帰るか？」
「今日は木村っちが運転手？？」
「俺が用事している間に
登坂は帰ったからな、、、
おまえを送るよ；」
「よろしく〜^^」
顔は車の窓を見ていても景色は目に入らず
思い出すのは臣と彼女の仲睦まじい姿。。。
「はぁ、、、」
「今市にしては珍しく疲れてんな；
さっきから溜め息ばっかりじゃないかw」
「、、、オレも彼女欲しいなって思ってw」
「あぁ、登坂が羨ましいよなw」
「あんないい子そうな子俺も欲しい」
「ホントAさんはいい子だよ」
「Aちゃんって何してる子？」
「フラワーショップの店員って言ってたかな」
「・・・花かぁ。」
だからラベンダーの匂い袋....
お店で売ってるヤツなのかな？？
「そういえば
確かこの辺だったんじゃないかなお店。」
「へぇー、そうなんだ。。。」
そういえば今のところに引っ越して来た時
小さなお花屋さんを見た気がする。
そこに勤めているのか！？
観葉植物が欲しくて入ろうと思ったら
若い男の店員さんが
女子高生と話してたからやめたんだよな、、、
あの時、後日でもいいから行けば
常連にでもなってれば
臣より先に君に会えたのかな、、、
今更思っても仕方のない事だけど。。。
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作者名：アン | 作成日時：2023年12月9日 16時
