恋愛模様 (ページ10)

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佐野晶哉ページ10

入学してすぐ軽音部の体験をしにきた
なんかイケメンの集いでこわい

正門「俺三年やから入部してくれてもちょっとしか一緒に活動できひんけど、今日だけでも楽しんでってな」

ギター弾いたり歌ったりかっこいい人だらけで緊張する

佐野「2年の佐野晶哉です、基本的にドラム教えるのでドラムしてみたい人こっちきてね〜」

末澤「俺は歌うことのが多いねんけど教えて欲しいのあったら気軽に声かけてな〜」

小島「俺は2年やでーなんかあったら聞いてな」

福本「俺らも楽器教えるんで聞きたかったら近く集まって！おいもっとちゃんとやらな」

小島「おう、まあとりあえずみんなこっちおいで」

末澤「こいつも教えられる奴やから！ほらリチャ、」

『外国人、』
草間「！？今外国人て、」

小島「wしょっぱな言いよるやんwwお前やるなぁ？」

『え、あいやあの、ごめんなさい』
この人こわいからやさしそうな人がいいな、

一個上ぐらいがいいから…
あの人が1番大丈夫そう、

『あの、』
佐野「ん？ドラム体験しにきたん？」

『あ、はい』

佐野「あっちの方が人気やから嬉しいわ〜！よろしくな！」

『えっと見るだけとかはできませんか？』

佐野「えーなんでや！せっかくなんやから体験してき！」

『え、あちょ』

言われるがままにドラムセットのとこに座らされる

やったことないしこわすぎる
足と手で動作違うとかむずすぎるよ、、

佐野「じゃあまず、、そこの右のやつ踏んで左手でリズム取ってみて」

『リズム、？』

佐野「あー！そうよな！ごめんないきなり、」

『あ、いえ』

佐野「よし、じゃあ」

『えっ？』

私の後ろにぴったりくっついて私の手の上に彼の手が重なる

佐野「俺が動かすから、それでちょっとだけ覚えればいいよ！」

『えっ、と、はい、』

佐野「うん！じゃあ上だけ一緒にやってみよか」

私の頭のすぐ横にある先輩の顔

緊張して、胸がドキドキして、鼓動が聞こえてそうで恥ずかしい

佐野「どう？上手くできそう？」

先輩に気を取られてドラマのことなんて忘れてしまってた

『あ、ごめんなさい全然覚えれなくて』

佐野「も〜笑笑じゃあ、もう一回やるよ？」

小島「えーなんかまさや距離近ない？」

『、あ、その』

佐野「可愛い後輩ちゃん狙ったりせえへんよ！笑笑」

小島「俺なら狙っちゃいそうやけどな〜」

ドキドキしてるのは私だけで

先輩はただ見学に来た後輩にドラムを教えてるだけで

私、この人のこと好きになっちゃったのかな